NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :金利据え置きのFOMC通過後は雇用統計に注目!(2024年5月2日)

マーケットレポート

昨日(2024年5月1日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37976.9(+163.6)<+0.43%>
    US100(米国100株価指数):17378.6(-32.2)<-0.18%>
    US500(米国500株価指数):5029.6(-1.0)<-0.02%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

5月1日の米国株主要3指数は、取引時間の終盤に大きな値動きがあったものの、1日を通じて見るとあまり大きな動きにはなりませんでした。

日本時間明け方のFOMCでは政策金利の据え置きが発表され、過去数か月間でインフレ鈍化に進展がないという見解が示されました。
ただしパウエルFRB議長の会見は、利下げにそれほど消極的ではないと受け止められています。

FOMC通過後は、5月3日の雇用統計が注目されています。

個別で見ていくと、ボーイング / The Boeing Companyは2.2%上昇、スリーエム / 3M Companyが2.0%上昇、マイクロソフト / Microsoft Corporationが1.5%上昇、ハネウェル・インターナショナル / Honeywell International Inc.が1.3%上昇しています。

一方で、ナイキ / NIKE, Inc.が2.1%下落、IBM / International Business Machines Corporationとアメリカン・エキスプレス / American Express Companyが1.1%下落しました。

また、前日に決算で減収減益を発表したスターバックス / Starbucks Corporationは、売り込まれて15.9%下落しました。

アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.は、AI向け半導体の売上高見通しが売り材料になり、9.0%下落しています。

AI向けサーバを製造するスーパー・マイクロ・コンピューター / Super Micro Computer, Inc.は、四半期売上高が予想を下回り、14%下落しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月2日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、小さく反発する陽線が立ちました。
平均足は上ヒゲは長いものの陰連中で、おおむねそれより下にローソク足があるため、目先は売り圧力の方が強いと考えられます。
直近安値を更新するような、もう一段階の下落があるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足をともなった下落で、長期のサポートラインまで迫りました。
すぐ手前で一時的に切り返すも、平均足に頭を押さえられて続落しました。
この下落で長期サポートラインを一時割り込みますが、その後反発して大きく戻すも、逆V字に反落して平均足付近で取引を終えました。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月2日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は上下にヒゲを伸ばす十字線で引けています。
陰連中の平均足より下にローソク足が位置しており、直近の流れは売り優勢を示しています。
このまま平均足より安い価格帯をローソク足が推移する場合、200日移動平均線をターゲットとする下落が発生する可能性も考えられます。

<1時間足チャート分析>

陰連中の平均足に寄り添うような下落を続けていましたが、次第にボラティリティが小さくなっていき、中期サポートラインと平均足の間を行き来するもみ合い相場に移行しました。
しかし、取引時間の終盤に大きく上昇。
直後にほぼ同じだけ下げるという急変動が発生しています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月2日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は上下にヒゲを伸ばす実体がほとんどないローソク足となりました。
ローソク足が一時的に平均足を超えそうになりましたが、押し戻されています。
この間、平均足は一貫して陰線を保ちました。
このまま続落し、直近安値を試すかに注目が集まっています。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインを頂点として下落していましたが、次第に勢いがなくなり、長期サポートラインの手前で下げ止まっています。
その後は、中期サポートラインと平均足に挟まれた狭い価格帯を行き来するレンジ相場となりました。
取引時間終盤には長い陽線が立つものの、同じくらい長い陰線で上昇は打ち消されています。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年5月2日)の主な米国経済指標

2日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
2日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
2日(木)21:30(米国)3月貿易収支
2日(木)23:00(米国)3月製造業新規受注(前月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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