昨日(2024年5月15日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が大きく進む。
午前中はおおむね横ばいで推移し、午後以降にやや円高が進みました。
米10年債利回りが低下しており、この影響を受けた可能性があります。
夜に入り、米国でCPI(消費者物価指数)が発表され、市場予想よりも低い値でした。
また、小売売上高等も弱い結果で、米国経済の減速を示唆する内容でした。
米10年債利回りは下げ足を速め、ドル円も円高が大きく進んでいます。
その後、反発する局面があったものの円高圧力は強く、円買いが継続しました。
深夜以降に横ばいに転じ、そのまま1日の取引を終えました。
本日(2024年5月16日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月16日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、151円台前半から157円台前半にかけて、買い注文が厚いです。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
その中でも、152円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている可能性があります。
その一方、158円付近に、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文の可能性があります。
しかし、151円台前半から154円台後半にかけては、売り注文が薄いです。
円高の範囲で積極的に売りたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年5月16日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円とポンド円です。
豪ドル円とも相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年5月16日7時のもの)
直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はドルです。
円はゼロを挟んで推移し、夕刻以降にプラス幅を広げました。
ドルはマイナス幅を徐々に拡大し、深夜にマイナス方向に大きく動きました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年5月16日)の主な経済指標
08:50(日本)1-3月期実質GDP(速報値)
21:30(米国)フィラデルフィア連銀景況指数
22:15(米国)鉱工業生産指数(前月比)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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