昨日(2024年5月23日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.624(-0.106)<-3.88%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは下落の展開。
EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、前週比で78bcf(10億立方フィート)の増加でした。
市場予想よりも増加幅が少なく、これはNATGAS価格の上昇要因と考えられますが、実際には下落しました。
NATGASの価格上昇を受けて利益確定売りが活発化した模様で、これが下落要因だと報じられています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年5月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
下落したもののローソク足は上ヒゲの長い足を形成しており、12営業日続けて高値を更新しました。
平均足は陽連してローソク足は平均足の上にあり、上昇継続を示唆しています。
2.7ドル台で取引を開始して、2.8ドル台まで上昇した後に反落し、2.6ドル台で取引を終えました。
目先は、2.8ドル到達で上昇一服となるか、節目価格3.0ドルまで上昇が続くかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引時間半ばから上昇して前日高値を更新した後、取引後半の急落で始値を大きく下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連してローソク足は平均足の下にあり、下落継続を示唆しています。
大きく下落したものの、21~22日の安値を上回る水準は維持しています。
21~22日の安値は割れずに上昇トレンドを維持できるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で1基増加し、497基でした。
4週間ぶりの増加ながら、500基割れが続いています。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で変わらず、103基です。
稼働リグ数の減少傾向に変化は見られません。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で78bcf(10億立方フィート)増加し、2711bcfでした。
増加幅は市場予想を下回ったものの、先週の実績値より大きい数値です。
在庫量は引き続き過去5年間の平均を大幅に上回っています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。