昨日(2024年5月23日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39018.5(-583.5)<-1.47%>
US100(米国100株価指数):18617.8(-128.5)<-0.69%>
US500(米国500株価指数):5269.4(-44.0)<-0.83%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
5月23日の米国株主要3指数は、大きく下落しました。
特にUS30が1.5%近い大幅な下落率となっています。
水曜日に公表されたFOMCの議事要旨で、インフレが再燃すれば利上げに動くと言及され、この日に発表された経済指標でインフレの懸念が継続しました。
それにより、FRBの利下げが先延ばしにされる見方が強まり、大幅な株安につながっています。
個別で見ていくと、機体の事故で厳しい財務状況の見通しを示したボーイング / The Boeing Companyに売りが集中し、US30を押し下げる主要因となりました。
一方でエヌビディア / NVIDIA Corporationが前日に発表した四半期決算では、純利益が7.3倍の149億ドルに達し、売上高、純利益ともに四半期ベースで過去最高を更新しました。
それにより9.3%の大幅な上昇となって初めて1000ドルに到達しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は長い陰線が立ち、ローソク足の終値は平均足の実体を下に抜けました。
一連の安値から高値に引いたフィボナッチの38.2%まで急落しています。
平均足は陽連しており、200日移動平均線は右肩上がりでローソク足より低い位置にあります。
再びローソク足が平均足を上回れるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを天井とした下落が継続しています。
高値に引かれた中期レジスタンスライン、安値に引かれた中期サポートラインはおおむね切り下げており、平均足も陰線の本数が多いです。
前日は中期レジスタンスラインをつけてから反落し、中期、そして長期のサポートラインを一気に下抜けて引けました。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、節目の1万9000ポイントの手前まで迫る上昇を見せて高値を更新したものの、上ヒゲを伸ばして反落する長い陰線が立ちました。
ローソク足は依然として平均足より高い位置を保っており、陽連中の平均足は実体が長く、下ヒゲが見えない形状です。
全体の流れは、買い圧力が強いことを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
高値、安値を切り上げる上昇トレンドが継続していたところから、中期レジスタンスラインが最高値となって反落が始まりました。
ローソク足が平均足を下に抜けることで、平均足は陰転しています。
この下落は一時中期サポートラインを割り込みますが、すぐに戻して1日の取引を終えました。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月24日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月24日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、最高値を更新したものの上ヒゲを伸ばして反落し、長い陰線で引けました。
ローソク足の先端は平均足の上ヒゲと重複しています。
平均足は陽連中で、ローソク足がそれより上を推移しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりで、ローソク足より下に位置しています。
<1時間足チャート分析>
これまで何度か頭を押さえられていた中期レジスタンスラインを上に抜けて、高値を更新して新たな中期レジスタンスラインを形成したところが天井となりました。
勢いよく下落することで、ローソク足は平均足を割り込み、平均足は陰転しています。
最終的に中期サポートラインを割り込んだところで引けました。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年5月24日)の主な米国経済指標
24日(金)21:30(米国)4月耐久財受注(前月比)
24日(金)21:30(米国)4月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
24日(金)23:00(米国)5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
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OANDA Lab編集部
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