先週金曜日（2024年5月24日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は夕刻以降に円安。
午前中に日本でCPI（消費者物価指数）が公表され、市場予想と比べてわずかに高い数字でした。
ユーロ円は特段の反応を示さず、横ばいで推移しています。
その後、夕刻以降に動意づき、ユーロ円は円安が進みました。
ユーロドルが上がっており、この影響を受けたと考えられます。
円安の動きは夜遅くに止まり、やや戻して1日の取引を終えました。
なお、ドイツで四半期国内総生産（GDP）が発表され、市場予想と同値でした。
本日（2024年5月27日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年5月27日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、167円台前半から半ばにかけて、買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
しかし、168円台半ばから171円台半ばにかけて、買い注文が薄いです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、168円台半ばから171円台半ばにかけて、売り注文が厚いです。
現在値を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、169円台前半の売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年5月27日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、弱い逆相関関係だったのはドル円です。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年5月27日7時のもの）
直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円はゼロ付近で推移した後、夕刻からマイナス幅を拡大しました。
ユーロはおおむねプラス圏で取引され、夕刻以降にプラス幅を広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
27日（月）9:05（日本）植田和男日銀総裁、発言
27日（月）17:00（ドイツ）5月ＩＦＯ企業景況感指数
29日（水）21:00（ドイツ）5月消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）（前年同月比）
29日（水）21:00（ドイツ）5月消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）（前月比）
30日（木）-（南アフリカ）南アフリカ準備銀行（中央銀行）政策金利
30日（木）18:00（ユーロ）4月失業率
30日（木）18:00（ユーロ）5月消費者信頼感（確定値）
30日（木）18:00（ユーロ）5月経済信頼感
30日（木）21:30（米国）1-3月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比年率）
31日（金）8:30（日本）4月失業率
31日（金）8:30（日本）4月有効求人倍率
31日（金）8:30（日本）5月東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）（前年同月比）
31日（金）8:50（日本）4月鉱工業生産・速報値（前年同月比）
31日（金）8:50（日本）4月鉱工業生産・速報値（前月比）
31日（金）15:00（ドイツ）4月小売売上高（前年同月比）
31日（金）15:00（ドイツ）4月小売売上高（前月比）
31日（金）15:45（フランス）1-3月期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）
31日（金）18:00（ユーロ）5月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、速報値）（前年同月比）
31日（金）18:00（ユーロ）5月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、速報値）（前年同月比）
31日（金）21:00（インド）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前年同期比）
31日（金）21:30（カナダ）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前期比年率）
31日（金）21:30（カナダ）3月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前年同月比）
31日（金）21:30（カナダ）3月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
31日（金）21:30（米国）4月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前年同月比）
31日（金）21:30（米国）4月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前月比）
31日（金）21:30（米国）4月個人消費支出（ＰＣＥデフレーター）（前年同月比）
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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