昨日(2024年5月28日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38817.5(-275.1)<-0.70%>
US100(米国100株価指数):18897.4(+14.0)<+0.07%>
US500(米国500株価指数):5310.2(-5.9)<-0.11%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
5月28日の米国株主要3指数は、まちまちの値動きを見せました。
US30は下落したものの、US100はわずかな上昇、US500はわずかな下落でした。
この日に行われた2年債などの入札が低調で、長期金利が4.5%台に上昇しています。
消費者景気信頼感指数が予想を上回ったこと、FRB関係者が追加利上げの可能性に触れたことも、金利上昇の要因となりました。
そしてこれがUS30の下落につながっています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、情報技術が上昇したものの、ヘルスケアと工業は下げました。
今週はFRBが物価目標の重要な基準としている、個人消費支出(PCE)価格指数が発表されます。
個別で見ていくと、先週に好決算を発表したエヌビディア / NVIDIA Corporationは引き続き好調で7%上昇し、US100を支えました。
ユナイテッド・ステイツ・セルラー / United States Cellular Corporationは11.6%上昇。
携帯電話大手のTモバイルUS / T-Mobile US, Inc.が、同社の事業の大半を買収すると公表したことで買いが集中しました。
アップル / Apple Inc.は、中国での4月のiPhone販売台数が前年同月比で52%増加し、一時上昇したものの押し戻され、ほぼ始値付近まで戻って引けています。
石油大手のヘス / Hess Corporationは、同業のシェブロン / Chevron Corporationによる買収案が株主総会で承認されたことを受けて0.4%上昇しました。
シェブロン / Chevron Corporationは0.8%上昇、エクソン・モービル / Exxon Mobil Corporationも1.3%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年5月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、安値を大幅に更新する陰線が立ちました。
ローソク足は平均足をすでに割り込んでおり、平均足は終値ベースでは辛うじて陽線をキープしているものの、陰転は時間の問題とも考えられます。
これらから、直近の値動きは下降トレンドの初動の可能性もあります。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを割り込んでからレンジ相場となり、中期サポートラインが底になる展開が続いていましたが、前日にその水準を割り込むことで下降トレンドが再開しました。
安値を更新して短期サポートラインを形成し反転、陰連している平均足付近まで戻って引けています。
下落トレンドが継続するか、反転の動きを見せるかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年5月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、過去最高値は更新できなかったものの、前々日の高値を更新する下ヒゲが長い陽線が立ちました。
平均足は鋭い角度を保って陽連中で、実体が長く、下ヒゲが見えない強い形状です。
その平均足よりローソク足が上にあるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底に反転上昇し、しばらくは陽連する平均足に支えられていました。
前日の値動きは方向感のない上下動が続き、中期レジスタンスラインや平均足に対して、何度もローソク足が横切ることで、平均足の色も定まりませんでした。
目先の注目は、もみ合いから上下どちらに放れるかです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年5月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年5月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、実体が短いコマ足に近い形状で引けました。
平均足は陽連中で実体が長く、下ヒゲもほぼついていないため、上昇の勢いは保たれていると考えられます。
ローソク足がその平均足、それと右肩上がりの200日移動平均線より上にあるため、全体としては買い圧力が強いと想定されます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底として上昇が始まり、ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足は陽転しました。
平均足にサポートされながらの上昇が続いていましたが、中期レジスタンスラインを頂点に反落。
ローソク足が平均足を割り込むことで、平均足は陰線に転換しています。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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本日(2024年5月29日)の主な米国経済指標
29日(水)23:00(米国)5月リッチモンド連銀製造業指数
29日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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OANDA Lab編集部
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