昨日(2024年6月4日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38711.0(+164.5)<+0.43%>
US100(米国100株価指数):18666.5(+49.7)<+0.27%>
US500(米国500株価指数):5295.6(+7.2)<+0.14%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月4日の米国株主要3指数は、それぞれ反発する上昇を見せました。
この日に発表された雇用動態調査(JOLTS)では、非農業部門の求人数が2か月連続で減少しており、市場の予想も下回っています。
労働市場の逼迫に加え、インフレ緩和の見通しが強まっており、9月利下げ開始への期待が高まりました。
その結果、取引時間の終盤にヘルスケアや小売り関連を中心として、買いが入る展開になりました。
ただし、月曜日のISM製造業購買担当者景況指数が示す米景気の弱さも意識されており、上昇幅は限定的でした。
フェドウォッチによれば、市場は9月利下げ開始確率65%を織り込んでいます。
先週時点では50%を下回っていたため、利下げ観測がかなり強まっています。
個別で見ていくと、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.、エヌビディア / NVIDIA Corporation、マイクロソフト / Microsoft Corporationなどの大型銘柄は、序盤は下げたものの盛り返して、プラス圏で引けています。
それに対して、石油大手のエクソン・モービル / Exxon Mobil Corporationは1.6%下落。
シェブロン / Chevron Corporationは0.8%下落しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年6月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、長い下ヒゲを伸ばす陽線で引けました。
ここ最近は陽線と陰線が入れ替わりで出現しており、目先の方向感がないことが読み取れます。
平均足は陰連し、それより下にローソク足が並んでいることから、全体の流れは下降トレンドであることを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインで底を打って反発し、長期レジスタンスラインをつける水準まで上昇しました。
その後にローソク足が平均足を下に抜けることで、平均足は陰転しました。
直近ではそこから小さく安値を切り上げて長期サポートラインの手前まで上昇して、1日の取引を終えています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年6月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は陽線が立ち、前々日に引き続いてほぼ平均足と重なるように推移しました。
平均足は陽連しているものの、上昇の角度は緩やかになってきており、実体が短く、下ヒゲが伸び始めているため、上昇の勢いは減退していることを示しています。
平均足を境に、ローソク足がどちら側に伸びるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
下降トレンドが長期サポートラインをつけるラインで反転してからは、ローソク足と平均足が何度も交差するトレンドレスな展開に移行しました。
その間に平均足は何度か転換しています。
中期レジスタンスライン、中期サポートラインに挟まれた価格帯の変動ですが、どちら側に抜けていくかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年6月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は陽線で、実体が平均足とほぼ重なるような位置でした。
平均足はまだ陽線ですが、上昇の角度はほとんどなくなっており、実体は短く、下ヒゲが長く伸びています。
ただし200日移動平均線が、画面外ではあるものの右肩上がりで、ローソク足より低い位置にあります。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインから反発して、ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足も陽転しています。
その後高値圏に中期レジスタンスラインを形成して反落し、ローソク足と平均足が複数回交差するレンジ相場に移行しました。
前日終盤に上昇しましたが、中期レジスタンスラインに頭を押さえられています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年6月5日)の主な米国経済指標
5日(水)21:15(米国)5月ADP雇用統計(前月比)
5日(水)22:45(米国)5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(水)22:45(米国)5月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
5日(水)23:00(米国)5月ISM非製造業景況指数(総合)
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OANDA Lab編集部
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