昨日(2024年6月5日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38789.0(+78.0)<+0.20%>
US100(米国100株価指数):19048.5(+382.0)<+2.05%>
US500(米国500株価指数):5356.8(+61.2)<+1.16%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月5日の米国株主要3指数は、US100とUS500は大きく上昇して最高値を更新したものの、US30はほぼ動きなしでした。
この日に発表されたADP雇用統計が市場予想を下回ったことで、FRBの早期利下げ期待へつながり、ハイテク銘柄が大きく買われました。
その筆頭はエヌビディア / NVIDIA Corporationで、5.2%の上昇となっています。
同社は時価総額が3兆ドルを突破し、アップル / Apple Inc.を抜いて世界2位に躍り出ました。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、情報技術が上昇相場を主導し、通信サービスや工業も好調でした。
しかし、主要消費財は売られました。
フェドウォッチによれば、市場は9月FOMCでの利下げ確率を69%近く織り込んでいます。
なお先週は約50%でした。
他に個別に見ていくと、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ / Hewlett Packard Enterprise Companyは、AI関連サービスへの需要を追い風に、第3四半期の売上高見通しが市場予想を上回っています。
その結果、10.7%の急伸となりました。
ディスカウントストア大手のダラー・ツリー / Dollar Tree, Inc.は、四半期業績見通しが失望されて4.9%下落しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年6月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、下ヒゲが伸びる陽線で引けました。
ローソク足の上ヒゲは平均足の下ヒゲと接触しています。
平均足は陰連しており、実体が長く、下ヒゲが短くなってきています。
ローソク足と平均足の位置関係からも、目先のトレンドは下目線であることを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインが大底になってから、陽連中の平均足をともなう上昇が続きましたが、中期レジスタンスラインに頭を押さえられました。
高値はキープ、安値が切り上がるアセンディングトライアングルの形状になっており、上下どちらに放れるかが今後のポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年6月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、最高値を一気に更新する大陽線で引け、19000台への突入を果たしました。
平均足は陽連中で、実体が短く下ヒゲもついているものの、ローソク足や画面外の200日移動平均線との位置関係を考えると、上昇トレンドに回帰したケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底に始まった上昇は、高値、安値ともに切り上げながら、中期、そして長期のレジスタンスラインを突き抜けました。
その間、陽転している平均足がローソク足を支えるような位置関係が保たれています。
ほとんど戻らず引けているため、長期レジスタンスラインのサポート転換も考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年6月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、最高値を更新する大陽線が立ちました。
平均足は実体が短く、下ヒゲが長いものの陽線をキープしており、それより高い位置にローソク足の終値があることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
さらなる高値更新があるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
中期レジスタンスラインが上値抵抗線となり、安値を切り上げているもみ合い相場でしたが、上に抜けて上昇トレンドが継続しました。
この上昇で長期レジスタンスラインを上に抜けて、ほぼ反転することなく最高値圏で前日の取引を終えています。
ローソク足と平均足の乖離があるため、ある程度押し目をつけるケースも想定されます。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
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本日(2024年6月6日)の主な米国経済指標
6日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
6日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
6日(木)21:30(米国)4月貿易収支
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OANDA Lab編集部
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