先週金曜日(2024年6月7日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.752(+0.118)<+4.48%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは3営業日連続で上昇。
米国の6月中旬の気温は平年より高いと予報されており、これに注目が集まったと報じられています。
天然ガスの在庫水準は依然として高く、これは価格下落要因ですが、上昇圧力が勝る展開です。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が天然ガスの投機的ネットポジションを公開し、およそ10万の売り越しでした。
4週連続で売り越し幅が縮小した後、今回は拡大に転じています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年6月10日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月10日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陽線となり3日続伸しており、終値ベースで年初来高値を更新しました。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
5月23日以来の2.7ドル台到達となりました。
目先は、完全に年初来高値を更新するか、ダブルトップを形成して下落へ転じるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引時間半ばから上昇を開始して、反落することなく取引を終えました。
平均足は陽連し、ローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
2.7ドル到達後も反落することなく上昇が続きました。
上昇トレンドが維持されており、このまま2.8ドルに到達するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で4基減少し、492基でした。
6週連続で100基割れが続き、492基は今年に入って最も少ない稼働数です。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で2基減少し、98基です。
再び100基を割り込んでおり、稼働リグ数の減少傾向に変わりはありません。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で98bcf(10億立方フィート)増加し、2893bcfでした。
増加幅は市場予想よりも大きく、在庫量は直近5年間の最大値を上回る状態が続いています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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