先週金曜日(2024年6月7日)のドル円動向振り返り
ドル円は米経済指標発表後に大幅円安。
日中から夜にかけてのドル円は円高だったものの、円安に戻す動きもやや強い展開でした。
夜に米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数が市場予想よりも多く、平均時給も強い結果でした。
ドル円は買いで反応し、大幅に円安が進んでいます。
深夜にやや円高方向に戻す場面があったものの、未明に円安方向に進んで取引を終えました。
なお、日本で全世帯家計調査・消費支出等が発表されましたが、ドル円に大きな動きは見られませんでした。
本日(2024年6月10日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年6月10日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、153円台半ばから158円台後半にかけて、厚い買い注文があります。
現在値を含む広い範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
その中でも、154円台後半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、158円付近に、特に厚い売り注文を確認できます。
キリの良い数字であり、これに着目した注文の可能性があります。
また、156円台半ばの売り注文も厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年6月10日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはポンド円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年6月10日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨はNZドルです。
円はゼロを中心に上下動し、最終的にややプラスで取引を終えました。
ドルはゼロ付近で推移した後、夜にプラス幅を大きく広げました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
10日(月)8:50(日本)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
10日(月)8:50(日本)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
10日(月)8:50(日本)4月国際収支・貿易収支
11日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
12日(水)15:00(英国)4月月次国内総生産(GDP)(前月比)
12日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
12日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
12日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
12日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
12日(水)27:00(米国)5月月次財政収支
12日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
12日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
13日(木)-(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
13日(木)21:30(米国)5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
13日(木)21:30(米国)5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
13日(木)21:30(米国)5月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
13日(木)21:30(米国)5月卸売物価指数(PPI)(前月比)
13日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
13日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
14日(金)-(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
14日(金)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
14日(金)23:00(米国)6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
14日(金)25:00(ロシア)1-3月期実質国内総生産(GDP、確報値)(前年比)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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