先週金曜日(2024年6月28日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.499(-0.092)<-3.55%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは4営業日連続で下落。
金曜日は夜にかけて緩やかに価格を上げる展開でした。
その後、下落に転じると、日中の上昇分を超えて下がっています。
天然ガスの在庫量水準の高さが改めて意識されたと報じられています。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が天然ガスの投機的ネットポジションを公開し、およそ8万9,000の売り越しでした。
売り越し幅は4週ぶりに縮小しています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2024年7月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上ヒゲのある陰線を形成し、4営業日続落となりました。
平均足は陰線に転じ、ローソク足は平均足を下回っており、トレンド転換を示しています。
6月半ばから続いたレンジ相場に対し、下方ブレイクが発生し下落が続いています。
6月はほとんど2.4ドルを割れずに取引が続いたため、下落は2.4ドルを割れずに止まるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始後は上昇したものの、取引時間半ば以降に下落が進み始値を大きく下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
2.6ドル回復まで一時的に上昇したものの、再度2.6ドルを割れた後に下落が加速しました。
2.4ドル台で取引を終えており、いったん反発を見せるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で6基減少し、479基でした。
5週連続で減少しており、稼働数は今年の最少を更新しました。
一方、天然ガスのリグ数は前週比で1基減少し、97基です。
リグ数の減少トレンドが維持されており、リグ数の100基割れが続いています。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で52bcf(10億立方フィート)増加し、3097bcfでした。
過去5年間の同時期と比べて増加幅は小さかった一方、在庫量は過去5年間の上限を上回って推移しています。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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