先週金曜日(2024年6月28日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39218.5(+10.0)<+0.03%>
US100(米国100株価指数):19754.9(-99.2)<-0.50%>
US500(米国500株価指数):5481.0(-17.0)<-0.31%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月28日の米国株主要3指数は、まちまちの展開となりました。
この日に発表された個人消費支出(PCE)物価指数は、インフレ後退を示唆する結果で、長期金利は一時低下しました。
その結果、US30は大きく上昇しています。
しかし、前夜の大統領選候補のテレビ討論を踏まえ、トランプ前大統領がやや優勢という見方が広まりました。
トランプ氏が掲げる関税引き上げなどの政策はインフレ要因であるため、長期金利は次第に上昇に傾き、それによりUS30は下落しています。
フェドウォッチによれば、9月の利下げ確率は66%まで上昇しており、年内2回の利下げが予想されています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、エネルギーと不動産が上昇しました。
ただし、公益事業と通信サービスは下落しています。
個別で見ていくと、25年通期の売上高見通しがマイナスになると発表したナイキ / NIKE, Inc.は、20%の大幅安に。
光通信機器のインフィネラ / Infinera Corporationは、フィンランドの通信機器大手ノキアに23億ドルで買収されると発表され、15.78%の上昇となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、上下に長くヒゲを伸ばす陽線で引けました。
ローソク足の下ヒゲと平均足の上ヒゲが接触しています。
平均足は実体が短いものの陽連しており、それより高い位置にローソク足があることから、全体的にはやや買い優勢と考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを頂点に始まった下降トレンドは、やがて下落の勢いを失ってローソク足と平均足が複数回交わるレンジ相場に移行しました。
平均足が何度も転換する状態が続いていましたが、金曜日の変動で上下に大きく振れました。
取引時間終盤に下落から反発し、平均足に頭を押さえられる位置で引けています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、上ヒゲを長く伸ばす陰線が立ちました。
ローソク足の実体は平均足の上ヒゲと重複する位置にあります。
平均足は陽連中で実体が長く、下ヒゲもほぼついていないため、上昇の勢いを示唆する形状です。
それよりも高い位置での価格変動が続いているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを底として、反転上昇が始まりました。
一時的にローソク足が平均足を割り込むものの、反発してローソク足>平均足の位置関係に回帰しています。
金曜日には大きく上昇して高値を更新するも、すぐに反落して平均足を割り込んで引けています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日の日足は、一時最高値をわずかに更新するものの、反落して上ヒゲを長く伸ばす陰線で引けています。
ダブルトップが成立したようにも見えるため、ネックラインを割り込めば大きく下落する可能性も考えられます。
ただし、陽連している平均足より高い位置にローソク足があるため、全体の流れは買い圧力の方が強いことを示しています。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを頂点とした下落は、長期サポートラインに下値を支えられるようなレンジ相場に移行しました。
しばらくローソク足と平均足が交わり合う展開が続きますが、上に放れて長期レジスタンスラインに到達しています。
しかしすぐに上ヒゲを伸ばして反落し、長期サポートライン手前まで下落しました。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年7月1日)の主な米国経済指標
1日(月)22:45(米国)6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
1日(月)23:00(米国)6月ISM製造業景況指数
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2024年7月1日8時20分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は減少、売り(Short)は大幅に減少で、差し引きすると合計(Net)の売りは減少しました。
Open Interest(総取組高)は、前週より減っています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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