昨日(2024年7月8日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39399.5(+29.6)<+0.08%>
US100(米国100株価指数):20488.6(+95.0)<+0.47%>
US500(米国500株価指数):5582.8(+14.4)<+0.26%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月8日の米国株主要3指数は、US30は行って来いの値動きだったものの、US100とUS500は最高値を更新しました。
市場では、FRBの9月利下げ開始を織り込んできています。
11日の消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化が進行するかどうかと、パウエルFRB議長が今日と明日に行う議会証言を見極めたいという思惑が見え隠れします。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、6セクターが下落。
通信サービスやエネルギーが下げを主導しました。
個別で見ていくと、エヌビディア / NVIDIA Corporationはアナリストが予想株価を引き上げることで1.9%上昇しました。
また、インテル / Intel Corporationが6%超の上昇、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.も4%上昇し、フィラデルフィア半導体指数は1.9%上昇しました。
ボーイング / The Boeing Companyは0.6%上昇。
航空機墜落事故で当局との司法取引に応じました。
シティグループ / Citigroup Inc.が1.1%上昇、ウェルズ・ファーゴ / Wells Fargo & Companyは1%下落しました。
12日にはシティグループ / Citigroup Inc.、JPモルガン・チェース / JPMorgan Chase & Co.、ウェルズ・ファーゴ / Wells Fargo & Companyの決算があり、銀行決算発表が集中する時期に入っていきます。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、長く上ヒゲが伸び、実体が短い陽線で引けました。
目先は方向感のない値動きが続いていますが、ローソク足の実体は平均足の実体より高い位置にあり、平均足は陽連しているため、全体の流れは買い優勢と考えられます。
今後、平均足の実体が長くなり、下ヒゲが短くなっていくなら、上昇の勢いが増していると判断できそうです。
<1時間足チャート分析>
これまで何度も頭を押さえられてきた、長期レジスタンスラインを上に抜けるものの、数時間で反落してラインの内側に価格が戻りました。
この値動きで一時的につけた高値に中期レジスタンスラインを形成しています。
ローソク足は平均足を下回りましたが、平均足は陽線をキープしています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、最高値を更新する陽線が立ちました。
直近の10営業日中、7営業日が陽線で引けており、上昇圧力の強さを物語っています。
平均足は陽線が連続で出現しており、それより高い位置にローソク足があることも、買い圧の強さを示しています。
さらに、200日移動平均線も右肩上がりに推移しています。
<1時間足チャート分析>
陽連中の平均足がサポートになる上昇トレンドが続いています。
直近では、頭を押さえられていた中期レジスタンスラインのブレイクに成功し、更新された高値位置に短期レジスタンスラインが引かれました。
中期レジスタンスラインがサポート転換する可能性も考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、最高値を更新する陽線となりました。
平均足は5月から陽連しており、それに先行するように価格推移していることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
画面外になりますが、200日移動平均線も右肩上がりでローソク足より下を推移しています。
さらなる高値を更新するタイミングに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
平均足が一時的に陰転するもみ合い相場を上に放れてからは、平均足に支えられての上昇が継続しています。
中期レジスタンスラインを上に抜けることで、更新された新高値に新たな中期レジスタンスラインが形成されました。
このラインを超えての高値更新があるかに注目が集まります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年7月9日)の主な米国経済指標
9日(火)23:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
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OANDA Lab編集部
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