昨日(2024年7月10日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39741.3(+410.6)<+1.04%>
US100(米国100株価指数):20703.6(+207.3)<+1.01%>
US500(米国500株価指数):5639.2(+51.8)<+0.93%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月10日の米国株主要3指数は、揃って1%前後の上昇となりました。
パウエルFRB議長の議会証言では、過熱していた労働市場の冷え込みについて言及されました。
その結果、9月利下げ観測が維持され、株高を誘因しました。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、全てが上昇しました。
特に情報技術や素材が強く、フィラデルフィア半導体指数は2.4%上昇して過去最高を更新しました。
本日は消費者物価指数(CPI)、明日12日には卸売物価指数(PPI)が控えています。
フェドウォッチによれば、市場が織り込む9月の25bpの利下げ確率は74%と、前日の約70%から少し上昇しました。
半導体受託製造の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC) / Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limitedの6月売上高が堅調だったことで、関連銘柄が上昇しました。
エヌビディア / NVIDIA Corporationは2.7%上昇しています。
また、マイクロン・テクノロジー / Micron Technology, Inc.は4%、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.は3.9%上昇しています。
アップル / Apple Inc.も1.9%上昇で過去最高値を更新、時価総額は3兆6000億ドルに到達しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、ほぼ大陽線に近い形状となり、大きな上昇を見せました。
ここ最近の高値がまとめて更新されています。
平均足は陽連中、それより高い位置に価格があるため、全体的には買い圧力が強いと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりで、なおかつそれより高い位置にローソク足があります。
<1時間足チャート分析>
ローソク足と平均足が何度も交差し、平均足が複数回転換する方向感がない展開が長く続いていました。
しかしローソク足が平均足を上に抜けると、平均足が陽転し、そこから長期と中期のレジスタンスラインを上に抜ける、強い上昇トレンドが発生しています。
大きく高値を更新した位置に、短期のレジスタンスラインが引かれました。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、最高値を終値で更新しました。
ほぼヒゲがつかない大陽線に近い形状で、上昇の勢いを示唆しています。
平均足は陽連中で、それに先行するように価格推移しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
ローソク足と平均足の乖離があるため、フィボナッチの主要な比率近辺まで押し目をつける展開も想定されます。
<1時間足チャート分析>
陽連中の平均足にサポートされながら上昇を続けていましたが、中期レジスタンスラインを少し更新したところで反落しました。
ローソク足が平均足を割り込むことで、平均足は陰転しています。
しかし中期サポートラインをつけた水準から反発し、中期レジスタンスラインを上に抜けました。
この上昇で平均足は再度陽転しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、ほぼ大陽線と呼べる長い陽線が立ち、最高値を終値で大きく更新しました。
陽連中の平均足、右肩上がりの200日移動平均線より価格が高い位置にあるため、長期的に見て買い圧力が強いと考えられます。
今週中にさらなる高値更新があるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
上昇トレンドが続いていたところ、中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれた価格帯を推移するレンジ相場に移行しました。
ここからもう一度上昇に転じ、中期レジスタンスラインを大きく突破して高値を更新しています。
この上昇に伴って、平均足も陽転しました。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2024年7月11日)の主な米国経済指標
11日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
11日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
11日(木)21:30(米国)6月消費者物価指数(CPI)(前月比)
11日(木)27:00(米国)6月月次財政収支
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。