昨日(2024年7月11日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):39837.0(+95.7)<+0.24%>
US100(米国100株価指数):20249.6(-454.0)<-2.19%>
US500(米国500株価指数):5595.2(-44.0)<-0.78%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月11日の米国株主要3指数は、まちまちの動きとなりました。
US30は続伸するも、US100は2%を超える下落率となっています。
この日に発表された消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.0%上昇でした。
伸び率は3か月連続で低下し、市場の予想も下回っています。
利下げ観測が強化され、フェドウォッチによれば9月利下げ確率は約90%に急上昇しています。
なお前日は74%でした。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、不動産が2.7%上昇し年初来の下げ幅は1%に縮まりました。
通信サービス、情報技術は2%を超える下げ率になっています。
CPIの結果により、インフレ鈍化の兆候が見られるものの、大型株は売られました。
マイクロソフト / Microsoft Corporationとアマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.は、どちらも2%を超える下落でした。
また、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は約4%下落しています。
テスラ / Tesla, Inc.は、自動運転タクシーの発表を8月から10月に延期する見通しとなったことで、8.4%急落しました。
アップル / Apple Inc.は、前日に最高値をつけたもののこの日は2.3%の下落。
デルタ・エア・ラインズ / Delta Air Lines, Inc.は、今四半期の利益見通しが予想を下回ったことで4%下落しました。
また、他の航空株も売られました。
シティグループ / Citigroup Inc.は、2020年に発覚したデータ管理問題が十分に解決されていないとして、当局に罰金を科され1.9%下落しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、高値を更新する陽線が立ちました。
下ヒゲが伸びているものの平均足は陽連中で、それより高い位置での価格推移が続いており、全体の流れは買い優勢と考えられます。
このまま上昇が続き、大台の4万ドルに乗せて最高値更新があるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインをブレイクしての上昇トレンドは、一時的に中期レジスタンスラインに頭を押さえられます。
いったんはローソク足が平均足を下回りますが、押し目位置に中期サポートラインを形成して反発し、再度高値を更新して新たに中期レジスタンスラインを形成しました。
この間、平均足は一貫して陽連しています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、4営業日をかけて上昇した分を一発で帳消しにする長い陰線で引け、陽連は4でストップしています。
平均足は陽連しており、それより高い位置での価格変動が続いているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
平均足にサポートされての反発、続伸につながるかがポイントになりそうです。
<1時間足チャート分析>
高値、安値ともに切り上げる上昇トレンドが継続していましたが、更新された高値に中期レジスタンスラインを形成してから下落しました。
またローソク足が平均足を割り込むことで、平均足は陰転しています。
この下落の途中で中期サポートラインを割り込んでも勢いは止まらず、長期レジスタンスライン手前まで達しました。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、前々日の上昇分をほぼ下げる長い陰線が立ち、毛抜き天井のような形になりました。
平均足は陽連中で、実体が長く、下ヒゲもかなり短くなっています。
また、200日移動平均線も右肩上がりで、これらよりローソク足が高い位置にあることから、全体の流れは上昇トレンドであることを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
長い上ヒゲを伸ばした先に中期レジスタンスラインを形成してから反落し、ローソク足が平均足を割り込みました。
この値動きで平均足は陰転し、中期サポートラインで反発するまで下げました。
このまま平均足に頭を押さえられて続落する可能性もあり、その際は長期レジスタンスラインがターゲットになるケースも考えられます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2024年7月12日)の主な米国経済指標
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
12日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数(PPI)(前月比)
12日(金)23:00(米国)7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
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OANDA Lab編集部
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