昨日(2024年7月11日)のドル円動向振り返り
ドル円は急落模様の円高。
夜に米CPI(消費者物価指数)が発表され、市場予想よりも低いインフレ率が示されました。
この時間帯の米10年債利回りは大幅に下落し、ドル円も円高が進んでいます。
ドル円の円高幅は4円前後に到達し、市場では政府・日銀による市場介入観測が浮上している模様です。
神田財務官は、市場介入の有無について明示しませんでした。
急落後、ドル円は反発したものの勢いは継続せず、前日終値と比べて大幅円高で取引を終えました。
本日(2024年7月12日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月12日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、157円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている可能性があります。
また、159円台前半にも、やや厚い買い注文を確認できます。
現在値付近で発注されており、今後の円安を想定した注文だと考えられます。
その一方、157円台後半から162円付近にかけて、売り注文が厚いです。
直近の値動き全体で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、161円台後半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年7月12日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
豪ドル米ドルとも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年7月12日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はゼロ付近で推移し、夜にプラス幅を大きく広げました。
ドルはややマイナスで取引された後、夜にマイナス幅を拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年7月12日)の主な経済指標
21:30(米国)生産者物価指数(PPI)
23:00(米国)ミシガン大学消費者信頼感指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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