NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :トランプ氏再選の見方も強まり、主要3指数は揃って上昇(2024年7月16日)

マーケットレポート

昨日(2024年7月15日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):40281.5(+223.0)<+0.56%>
    US100(米国100株価指数):20441.4(+84.4)<+0.41%>
    US500(米国500株価指数):5644.2(+20.0)<+0.36%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月15日の米国株主要3指数は、揃っての上昇となりました。

銃撃を受けたトランプ前大統領が11 月の大統領選で勝利する可能性が高まったとの見方が強まり、トランプ氏が大統領に返り咲けば規制緩和が進むとの思惑から、金融や医療保険サービス銘柄が買われました。
トランプ氏が株式を保有しているトランプ・メディア&テクノロジー・グループ / Trump Media & Technology Group Corp.なども堅調に推移しました。

また、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の先週の議会証言以降、9月の利下げ開始期待が台頭していることも、引き続き米国株式市場のムードを良化させており、出遅れ感のあった銘柄を中心に、幅広いセクターに投資資金が向かっています。

アップル / Apple Inc.は証券会社による買い推奨や目標株価引き上げが好感され、最高値を更新しました。

ゴールドマン・サックス・グループ / The Goldman Sachs Group, Inc.は第2四半期決算で利益が2倍以上に増加し、市場予想を上回ったことが買い材料視され、2.6%の上昇となりました。

暗号資産(仮想通貨)関連株はトランプ関連としても注目され、コインベース・グローバル / Coinbase Global, Inc.は11.4%の急騰となりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月16日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月16日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は4営業日続伸となり、陽線が立ちました。
ここ最近の高値をしっかりと更新しています。
平均足は陽連中であり、ローソク足はそれよりも上方に位置しているため、全体の流れは買い優勢と考えられます。
連日で長い上ヒゲをつけていますが、最高値更新が続くのか、調整が入っても4万ドルの大台を維持できるのかが注目されます。

<1時間足チャート分析>

レジスタンスラインに何度か上値を阻まれる場面が見られるものの、短時間の調整を経てこれをブレイクし上昇を続ける展開となっています。
節目の4万ドル手前では上値が重くなってもみ合いとなりましたが、4万ドル台に乗せると上昇に勢いがついて上値を伸ばしました。
おおむね平均足にサポートされて上昇を続けており、全体の流れは買い優勢と考えられます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月16日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月16日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は2営業日連続での続伸となりました。
平均足は陽連し、ローソク足はそれよりも上方に位置しているため、全体の流れは買い優勢と考えられます。
一方で、ローソク足と平均足の乖離が広がっているため、高値警戒感から上値が重くなる可能性も想定されます。
調整が入った場合に平均足にサポートされるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

高値更新と調整局面を繰り返しながらも全体的な基調としては上昇トレンドを保っていますが、上下の振れ幅はこのところとの比較でやや大きめになっています。
ローソク足が平均足を割り込むことで、2万700ポイント前後から、急落する場面も見られました。
しかし、2万200ポイント前後のサポートラインで再び下値を支えられて上昇に転じています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月16日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月16日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は2営業日連続での続伸となり、取引時間中、終値ともに最高値更新となりました。
200日移動平均線は右肩上がりで、これよりもローソク足が上方に位置していることから、全体の流れは上昇トレンドと見られます。
どこまで高値を更新するのか、調整が入った場合にローソク足が平均足にサポートされるのかが注目されます。

<1時間足チャート分析>

高値更新と調整局面を繰り返しながらも、全体的な基調としては上昇トレンドを保っています。
5600ポイント台半ばの中期レジスタンスラインに上値を阻まれて下落する展開が続いています。
現在値は平均足と重なる位置にあり、ここから再び中期レジスタンスラインを試すかどうかがポイントになりそうです。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年7月16日)の主な米国経済指標

16日(火)21:30(米国)6月小売売上高(前月比)
16日(火)21:30(米国)6月小売売上高(除自動車)(前月比)
16日(火)23:00(米国)7月NAHB住宅市場指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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