NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :金融やハイテクを中心に幅広い銘柄が売り込まれる(2024年7月19日)

マーケットレポート

昨日(2024年7月18日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):40739.0(-552.1)<-1.34%>
    US100(米国100株価指数):19789.2(-63.2)<-0.32%>
    US500(米国500株価指数):5563.0(-39.6)<-0.71%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月18日の米国株主要3指数は、全てが下落しました。
特にUS30の落ち込み幅が大きかったです。

このところ上昇を続けていたUS30は利益確定売りが集中し、7営業日ぶりの反落に。
また金融株やハイテク株など幅広い銘柄が下落しました。

台湾に自国の半導体ビジネスが奪われたとトランプ前大統領が語り、台湾積体電路製造(TSMC) / Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limitedが値を下げる場面もありました。
同社の顧客であるアップル / Apple Inc.も売り込まれ、US30を下げる要因になりました。

US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、ヘルスケアが最も下げました。
そしてエネルギー株のみ、上昇しています。

個別で見ていくと、ドミノ・ピザ / Domino’s Pizza, Inc.は四半期既存店売上高が予想を下回り、13.6%下落しました。

ワーナー・ブラザース・ディスカバリー / Warner Bros. Discovery, Inc.は、動画配信サービスと映画製作事業をテレビ局から分離する可能性があると報じられ、2.4%上昇しました。

ネットフリックス / Netflix, Inc.は、第2四半期の新規会員が800万人を超え、市場予想の500万人を上回っています。
しかし引け後に一時下落しました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月19日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、最高値圏から大きく反落する長い陰線で引けました。
平均足は陽連中で、実体が長く下ヒゲがない強い形状で、それより高い位置にローソク足が並ぶことから、全体の流れは上昇トレンドであることを示唆しています。
前日の下落でフィボナッチの23.6%付近まですでに到達しており、38.2%、あるいは50.0%が押し目の目安になる展開も想定されます。

<1時間足チャート分析>

陽連中の平均足にサポートされるような上昇トレンドが続いていましたが、ローソク足が平均足を割り込むことで、平均足は陰転しました。
その状態から一時的にローソク足が平均足を上抜き、高値をわずかに更新しました。
しかし続落して、中期のサポートラインを割り込んでいます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月19日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は続落し、安値を更新する陰線が立ちました。
平均足は陽連しているものの、実体は短く、下ヒゲが伸びており、それより下にローソク足があることから、トレンド転換の初動である可能性も考えられます。
ローソク足と平均足の位置関係がこのまま続けば、平均足もほどなく陰転します。

<1時間足チャート分析>

長期サポートライン上であまり方向感がない値動きが続いていましたが、下降トレンドに転じてそのラインを割り込みました。
平均足に頭を押さえられるような展開が続く中で、一度ローソク足が平均足を上回り、中期レジスタンスラインを形成します。
しかしすぐに続落して、中期サポートラインも割り込みました。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月19日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月19日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、一時的に平均足を下に抜けましたが、下ヒゲを伸ばして戻る陰線となりました。
平均足は陽連中ではあるものの、ローソク足との位置関係を考えると上昇トレンドの勢いが弱まりつつあることを示唆しています。
ローソク足が再度平均足より高い位置をキープできれば、続伸していく可能性も考えられます。

<1時間足チャート分析>

長期レジスタンスラインを頂点に下落が始まり、ローソク足が平均足を割り込むことで、平均足は陰転しています。
この下落の過程で、最初の中期サポートラインを下抜けしてから反発した位置に、新たな中期サポートラインが形成されました。
しばらくもみ合いになりますが、続落して中期、そして長期のサポートラインを割り込んでいます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年7月19日)の主な米国経済指標

特になし

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OANDA Lab編集部

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