NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :FOMCや雇用統計、大手IT企業の決算を控え値動きが重い展開(2024年7月30日)

マーケットレポート

昨日(2024年7月29日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):40583.8(-63.2)<-0.16%>
    US100(米国100株価指数):19097.8(+53.3)<+0.28%>
    US500(米国500株価指数):5474.6(+8.0)<+0.15%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月29日の米国株主要3指数は、あまり大きな動きにはなりませんでした。

今週はFOMCや雇用統計があります。
また、マイクロソフト / Microsoft Corporation、アップル / Apple Inc.、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.などのIT大手の決算を控えているため、様子見ムードが広がっていると考えられます。

FOMCでは9月利下げへの言及があるか、雇用統計では労働市場の減速が示されるかに注目が集まります。

業種別で見ると、ナイキ / NIKE, Inc.などの一般消費財が堅調だった反面、ボーイング / The Boeing Companyなどの資本財は軟調でした。

個別に見ていくと、マクドナルド / McDonald’s Corporationは6月下旬に導入した5ドルのセットメニューが人気となって3.7%上昇。
ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyも2.5%上昇しています。

逆にキャタピラー / Caterpillar Inc.は1.7%下落、スリーエム / 3M Companyは1.6%下落しています。

コインベース・グローバル / Coinbase Global, Inc.が3%超の下落。
ライオット・プラットフォームズ / Riot Platforms, Inc.とマラソン・デジタル・ホールディングス / Marathon Digital Holdings, Inc.が5%超の下落となるなど、暗号資産関連銘柄は不安定な値動きとなりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月30日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年7月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、一時的に1本前の高値を上回るものの、上ヒゲを伸ばして下落する陰線で引けています。
平均足は陽連中で、それより高い位置におおむねローソク足が位置しているため、買い優勢の流れと考えられます。
ローソク足>平均足の位置関係をキープできるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

長期サポートラインを大底として反転上昇が始まりました。
ローソク足が平均足を上に抜けることで、平均足は陽転しています。
平均足に支えられるように上昇し、何度か中期レジスタンスラインをブレイクしました。
最終的に反落してローソク足が平均足を下回ることで、平均足は陰転しています。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月30日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2024年7月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は実体がほとんどなく、上下にヒゲが伸びるコマ足が立ちました。
平均足は陰連中で、実体が長く、上ヒゲもほとんどつかない弱い形状です。
ローソク足が平均足より低い位置を推移しているため、大局は下降トレンドと考えられます。
平均足に頭を押さえられて続落する展開も想定されます。

<1時間足チャート分析>

長く続いた下降トレンドは、長期サポートラインの水準で一服しました。
一定の高値を保ちつつ、安値が少しずつ切り上がっていく展開です。
ローソク足が平均足と複数回交差することで、平均足も何度か転換しています。
目先はローソク足が平均足を下回り、平均足は陰転しています。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月30日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2024年7月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年7月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、コマ足が立ちました。
平均足は陰連しているものの実体は短く、上ヒゲも長いため、下落の勢いはさほど強くないと考えられます。
ローソク足が平均足より安い位置を保ち続けることで、下落の勢いが強まっていく展開も予想されます。
ただし、200日移動平均線は右肩上がりでローソク足より低い位置にあります。

<1時間足チャート分析>

下降トレンドが長期サポートラインに跳ね返されてからは、ローソク足と平均足が何度も交差する展開が続いています。
高値は中期レジスタンスラインに頭を押さえられていますが、安値は切り上がっています。
前日終盤の値動きで、平均足は陰線に転換しました。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2024年7月30日)の主な米国経済指標

30日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
30日(火)22:00(米国)5月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
30日(火)23:00(米国)7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
30日(火)23:00(米国)6月雇用動態調査(JOLTS)求人件数

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :FOMCや雇用統計、大手IT企業の決算を控え値動きが重い展開(2024年7月30日)