昨日(2024年8月6日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:73.543(-0.919)<-1.23%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは4営業日連続で下落。
午前中に価格を上げたものの、午後以降は売りが優勢でした。
景気減速懸念の強さを反映したと報じられています。
その一方、イランとイスラエルの間の緊張感が高まっており、これはUSOIL価格にとって上昇要因と考えられます。
昨日は下落要因が勝る展開でした。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ18万バレルの増加でした。
市場予想と比べて増加幅が小さかったものの、発表直後のUSOILはやや下落しています。
その後、ほどなくして元の水準に戻りました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年8月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月7日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成して、4営業日続落となりました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
6月以降の上昇の基点となった、6月4日の安値付近で値動きが停滞する形となっています。
引き続き、ダブルボトム形成で反発するか、6月4日安値も割れてさらに下落が続くかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引時間後半に若干の反発がありましたが、おおむねジリ安が進んだ1日となりました。
平均足は陰連しているもののローソク足と平均足が重なっており、下落圧力は限定的です。
5日の安値からの反発後、再び5日安値に向けて下落が進む形となりました。
目先は、5日安値を割れずに反発するか、5日安値を割れてさらに下落が進むかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年7月26日時点の米国の原油リグ稼働数は482基で、先週から5基増加しました。
2024年6月末以降は470基台で推移していましたが、再び480基台まで戻しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年7月26日時点の原油在庫は前週比で343.6万バレルほど減少し、およそ4億3305万バレルです。
2024年6月末から減少基調が続いており、原油在庫の減少は一般的に原油価格の上昇要因とされています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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