WTI原油見通し(市況ニュース):米国経済の景気減速懸念が和らいだと判断され、原油価格は反発(2024年8月16日)

マーケットレポート

昨日(2024年8月15日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:78.519(+0.890)<+1.15%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは3営業日ぶりに上昇。

米国で小売売上高が発表され、市場予想を上回りました。
この日発表された大手小売企業の好決算も相まって、物価高の中でも消費の底堅さが確認できたとのニュースが見受けられます。

また、前週分の新規失業保険申請件数が発表され、市場予想よりも良い結果でした。

これらを受けて米国の景気減速懸念が和らいだと伝えられており、燃料需要の増加期待が高まってUSOIL価格は上昇したと考えられます。

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年8月16日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年8月16日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月16日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成して、2日続落後に反発しました。
平均足は陰連しているもののローソク足が平均足を上に抜けており、トレンド転換を示唆しています。
大幅高を見せた12日の値幅内の取引が3営業日続いています。
目先は、12日の値幅を上下どちらへ抜けるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引時間半ばより上昇が始まり、取引終了前に若干反落して取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
12日の高値から安値を切り下げながらの下落が継続中です。
目先は、安値を切り下げながら下落が続くか、反発して12日の高値更新を目指すかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)原油0816

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年8月9日時点の米国の原油リグ稼働数は485基で、先週から3基増加しました。
一時は470基台で推移していましたが、2024年7月後半から480基台を維持しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)0816

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年8月9日時点の原油在庫は前週比で135.7万バレルほど増加し、およそ4億3068万バレルです。
2024年6月末から右肩下がりに推移していましたが、直近は増加しました。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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