先週金曜日(2024年8月16日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
日中のドル円は緩やかな円高で、夜以降に円高がさらに進む展開でした。
夜に米10年債利回りがやや低下しており、この影響を受けた可能性があります。
夜に入ると、米国で住宅着工件数等が発表され、市場予想より弱い結果でした。
この時間帯のドル円は円高が継続しています。
その後、ミシガン大学消費者態度指数が発表され、市場予想より強い数字が示されました。
発表後のドル円は円安方向に戻したものの長続きせず、深夜から未明にかけて円高方向に進みました。
なお、グールズビー米シカゴ連銀総裁が発言し、金融引き締め政策を必要以上に維持すべきでない旨が報じられています。
本日(2024年8月19日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月19日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、147円台後半に、特に厚い買い注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、146円台前半にも、特に厚い買い注文を確認できます。
サポートライン付近に位置しており、これを意識した注文だと考えられます。
その一方、150円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、147円台後半の売り注文も特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年8月19日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年8月19日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はドルです。
円はゼロを挟んで上下動し、夜以降にプラス幅を広げました。
ドルは1日を通してマイナス幅を拡大し、この傾向は未明まで継続しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
19日(月)8:50(日本)6月機械受注(前年同月比)
19日(月)8:50(日本)6月機械受注(前月比)
19日(月)23:00(米国)7月景気先行指標総合指数(前月比)
20日(火)18:00(ユーロ)7月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
20日(火)18:00(ユーロ)7月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
21日(水)8:50(日本)7月貿易統計(通関ベース、季調前)
21日(水)8:50(日本)7月貿易統計(通関ベース、季調済)
21日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
22日(木)20:30(ユーロ)欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
22日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
22日(木)22:45(米国)8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
22日(木)22:45(米国)8月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
22日(木)22:45(米国)8月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
22日(木)23:00(米国)7月中古住宅販売件数(前月比)
22日(木)23:00(米国)7月中古住宅販売件数(年率換算件数)
23日(金)8:30(日本)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
23日(金)8:30(日本)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
23日(金)8:30(日本)7月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
23日(金)23:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
23日(金)23:00(米国)7月新築住宅販売件数(前月比)
23日(金)23:00(米国)7月新築住宅販売件数(年率換算件数)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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