昨日（2024年11月26日）のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
トランプ次期大統領が、中国に10％の追加関税、メキシコとカナダに25％の関税を課す旨をSNSに投稿しました。
この投稿後に3カ国の通貨は下落し、円が上昇しています。
円はドルに対しても強い動きを示し、この傾向は翌朝まで継続しました。
なお、米国で新築住宅販売件数や消費者信頼感指数などが発表され、市場予想よりもおおむね弱い結果でした。
この時間帯のドル円は上下動したものの、トレンドを形成していません。
また、連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨が公表され、緩やかな利下げが適切であると多くの参加者が指摘した旨が示されました。
本日（2024年11月27日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2024年11月27日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、151円台後半から153円台後半にかけて、買い注文が厚いです。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
しかし、円安の範囲では買い注文が乏しいです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、157円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、156円付近にも、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2024年11月27日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはポンド円と豪ドル円です。
相関関係だったのはユーロ円、弱い相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
その一方、弱い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2024年11月27日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はプラス圏で上下動し、夜から未明にかけてプラス幅を拡大しました。
ドルはマイナス圏で取引される場面があったものの、おおむねプラス圏で推移しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2024年11月27日）の主な経済指標
09:30（豪州）消費者物価指数（CPI）
22:30（米国）7-9月期 実質GDP
24:00（米国）10月PCEデフレーター
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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