昨日(2024年12月3日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:70.111(+1.784)<+2.61%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3営業日ぶりに上昇。
イスラエルとヒズボラの停戦合意が崩壊する可能性について報じられており、地政学リスクの高まりが懸念された模様です。
また、今週開催予定のOPECプラス会合では、原油増産の先送りを決定する公算が高いと伝えられています。
これも、USOIL価格の上昇要因だったと考えられます。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ123万バレルの増加でした。
日本時間早朝の発表だったこともあり、USOILは大きな反応を示していません。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年12月4日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年12月4日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陽線を形成して大幅高となりました。
平均足は陰連後に陽線に転じ1日目ですが、ローソク足は平均足と重なっており明確な方向性は出ていません。
68~69ドル台で値動きが停滞していたものの、節目価格70ドルを回復して取引を終えました。
目先は、70ドル回復後も上昇が続くか、上昇一服となり反落するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引前半から上昇が進み、終日上昇が続く1日となりました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
69ドルを中心とするレンジ相場が続きましたが、レンジを上方突破した状態です。
目先は、レンジ相場の上抜けにより上昇が加速するか、再度レンジに戻る下落を見せるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年11月27日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基減少して477基でした。
2024年11月から470基台での推移が続いています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年11月22日時点の原油在庫は前週比で184.4万バレルほど減少し、およそ4億2845万バレルです。
前週から減少したものの、大局的には右肩上がりで推移しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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