先週金曜日(2025年1月17日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:3.94(-0.367)<-8.52%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは4営業日ぶりに下落。
気温予報によると、今後1~2週間の米国本土の冷え込みは従来の予報に比べて和らぐ見通しです。
天然ガスの暖房需要が減退すると考えられ、NATGASは大きく売られました。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が天然ガスの投機的ネットポジションを公開し、およそ7万2,000の売り越しでした。
売り越し幅が10万を下回るのは昨年9月以来です。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2025年1月20日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年1月20日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は大陰線を形成し、前日までの3営業日分の上昇をほぼ打ち消す下落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足が重なりつつあり、上昇圧力は弱まっています。
4.2ドル台で取引を開始して4.3ドルに到達しましたが、最終的には3.9ドル台で取引を終えました。
目先は、節目価格4.0ドル回復に向け上昇するか、4.0ドル割れで下落が進むかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始から終日下落が進み、当日安値近くで取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
1月13日と16日の高値でダブルトップを形成して下落が進みました。
目先は、ダブルトップ形成後の下落が続くか、17日の急落後いったん反発を見せるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週から2基減少して478基でした。
稼働数は3週連続で減少し、480基台を割り込みました。
一方、天然ガスのリグ数は前週から2基減少して98基でした。
稼働リグ数が100基を下回ったのは昨年11月以来です。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で258bcf(10億立方フィート)減少し、3115bcfでした。
在庫量は昨年の同時期の水準を引き続き下回り、直近5年間の平均に近づきつつあります。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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