先週金曜日(2025年1月17日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安が優勢。
午前中は方向感の定まらない動きで推移し、午後以降に円安の展開でした。
日銀政策委員の過半数が利上げに賛成という趣旨の報道があったものの、円高の動きは限定的で円安が進んでいます。
この状況に関して、利上げはすでに織り込み済みだと報じられています。
また、米国で鉱工業生産や設備稼働率などが発表され、いずれも市場予想より強い結果でした。
発表後のドル円は円安がさらに進んでいます。
深夜に円安の勢いが止まると、わずかに円高方向に戻って1日の取引を終えました。
なお、ハマック米クリーブランド連銀総裁が発言し、金融政策は適度に引き締め的な状態である旨が伝えられています。
本日の動向に関して、米国市場はキング牧師記念日のため休場で、またトランプ大統領の就任式が開催されます。
就任式後、大統領は数多くの大統領令にサインすると報じられており、今後の動向に注目が集まっています。
本日(2025年1月20日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年1月20日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、158円付近の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、156円台半ばにも、特に厚い買い注文があります。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これが意識されていると考えられます。
その一方、154円台半ばから159円付近にかけて、売り注文を確認できます。
直近の値動き全体で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、157円台前半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに着目した注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年1月20日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円と豪ドル円です。
ポンド円とも相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルです。
逆相関関係だったのはユーロドル、弱い逆相関関係だったのは豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年1月20日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は円です。
円はおおむねマイナス圏で取引され、深夜にマイナス幅を広げました。
ドルは上下動しながらプラス幅を拡大し、この傾向は朝まで継続しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
20日(月)8:50(日本)11月機械受注(前年同月比)
20日(月)8:50(日本)11月機械受注(前月比)
22日(水)24:00(米国)12月景気先行指標総合指数(前月比)
23日(木)-(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
23日(木)8:50(日本)12月貿易統計(通関ベース、季調前)
23日(木)8:50(日本)12月貿易統計(通関ベース、季調済)
23日(木)22:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
23日(木)22:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
24日(金)-(日本)日銀展望レポート
24日(金)-(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
24日(金)8:30(日本)12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
24日(金)8:30(日本)12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
24日(金)8:30(日本)12月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
24日(金)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
24日(金)23:45(米国)1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
24日(金)23:45(米国)1月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
24日(金)23:45(米国)1月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
24日(金)24:00(米国)1月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
24日(金)24:00(米国)12月中古住宅販売件数(前月比)
24日(金)24:00(米国)12月中古住宅販売件数(年率換算件数)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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