昨日（2025年3月4日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円安が優勢。
日中から夜にかけて方向感の乏しい動きで、深夜以降に円安が大きく進みました。
ドル円とユーロドルがともに上昇しており、この影響を受けた模様です。
夜から未明にかけて、欧州委員長が欧州の軍備計画について発言し、メルツ独次期首相が特別防衛基金設立について発言した旨が報じられています。
これらがユーロの買いに影響したと伝えられています。
なお、ユーロ圏で失業率が発表され、市場予想よりも低い数字でした。
これに対して、ユーロ円は特段の反応を示していません。
また、石破首相が発言し、為替については日米の財務相で引き続き緊密に議論する旨が報じられています。
本日（2025年3月5日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年3月5日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、153円台前半から159円台前半にかけて買い注文を確認できます。
現在値付近や円高の範囲で発注されており、買い意欲の状況がわかります。
その中でも、156円台半ばの買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
その一方、153円台半ばから160円台後半にかけて売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、160円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年3月5日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
ドル円とも相関関係でした。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年3月5日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨は円です。
円はプラス圏で上下動した後、早朝以降にマイナス幅を広げました。
ユーロはゼロを中心に動き、夜以降にプラス幅を拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2025年3月5日）の主な経済指標
09:30（豪州）10-12月期四半期国内ＧＤＰ
22:15（米国）2月ＡＤＰ雇用統計
24:00（米国）2月ＩＳＭ非製造業景況指数
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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