昨日(2025年3月6日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:66.42(-0.147)<-0.22%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは5営業日続落。
昨日の下落幅は小さかったものの、引き続き売り圧力が勝る展開でした。
下落要因として、米国の関税政策による原油需要減少の懸念が指摘されています。
また、OPEC(石油輸出国機構)プラスによる原油生産量引き上げや、今週の在庫統計で在庫増加幅が市場予想より大きかったことも、下落要因として報じられています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年3月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年3月7日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲがある実体の短い陰線を形成し、取引に明確な方向性は出ていません。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
下落した前日5日の値幅内での取引に留まりましたが、安値更新後の水準を維持しています。
目先は、安値更新を伴う下落を再開するか、いったん反発を見せるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
66ドル台半ばの水準を上下する小幅な値動きの1日となりました。
直近の平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており下落圧力は弱まっています。
前日5日安値と6日安値でダブルボトムを形成する可能性があります。
目先は、ダブルボトム形成で反発するか、安値更新を伴う下落を再開するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年2月21日時点の米国の原油リグ稼働数は488基でした。
直近は増加を続けており、このまま490基台に到達するかに注目です。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年2月28日時点の原油在庫は前週比で361.4万バレルほど上昇し、およそ4億3378万バレルです。
先週は減少したものの、大局的には2025年1月後半からの増加基調が継続しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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