先週金曜日（2025年5月9日）のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は最終的に円高。
午前中のユーロ円は円高が進みました。
この時間帯のドル円とユーロドルがともに下落しており、この影響を受けた模様です。
午後以降はレンジ相場で取引され、最終的に円高で取引を終えました。
なお、日本で毎月勤労統計調査が発表され、現金給与総額は市場予想より弱い結果でした。
発表直後のユーロ円に特段の反応は見られません。
また、シムカス・リトアニア中銀総裁が発言し、欧州中央銀行（ECB）は6月に金利を引き下げる必要がある旨が報じられています。
本日（2025年5月12日）のユーロ円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年5月12日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、160円付近から165円台後半にかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、164円台前半の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、165円付近に、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、163円台前半にも、特に厚い売り注文を確認できます。
サポートライン付近で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年5月12日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのはポンド円と豪ドル円です。
ドル円とも相関関係でした。
その一方、弱い逆相関関係だったのはユーロドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年5月12日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は豪ドル、最も弱い通貨はスイスフランです。
円はプラス圏で推移し、本日朝にマイナスに転じました。
ユーロは午後以降にプラス圏で取引され、本日朝にマイナスに転じています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のユーロ円の注目材料
12日（月）8:50（日本）3月国際収支・貿易収支
13日（火）18:00（ドイツ）5月ＺＥＷ景況感調査（期待指数）
13日（火）18:00（ユーロ）5月ＺＥＷ景況感調査
13日（火）21:30（米国）4月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前年同月比）
13日（火）21:30（米国）4月消費者物価指数（ＣＰＩコア指数）（前月比）
13日（火）21:30（米国）4月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
13日（火）21:30（米国）4月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前月比）
14日（水）15:00（ドイツ）4月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前年同月比）
14日（水）15:00（ドイツ）4月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前月比）
15日（木）15:00（英国）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年同期比）
15日（木）15:00（英国）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比）
15日（木）15:00（英国）3月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
15日（木）18:00（ユーロ）1-3月期四半期域内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年同期比）
15日（木）18:00（ユーロ）1-3月期四半期域内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）
15日（木）18:00（ユーロ）3月鉱工業生産（前年同月比）
15日（木）18:00（ユーロ）3月鉱工業生産（前月比）
15日（木）21:30（米国）4月小売売上高（前月比）
15日（木）21:30（米国）4月小売売上高（除自動車）（前月比）
15日（木）21:40（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
16日（金）8:50（日本）1-3月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前期比）
16日（金）8:50（日本）1-3月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（年率換算）
16日（金）25:00（ロシア）1-3月期実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）（前年比）
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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