昨日(2025年5月14日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:62.97(-0.772)<-1.21%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは5営業日ぶりに下落。
EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、減少の市場予想に対して結果は増加でした。
発表直後のUSOILは下落で反応しています。
また、トランプ米大統領が発言し、イランと合意したい旨が報じられました。
中東の緊張緩和が期待された模様で、これも価格下落要因だったと伝えられています。
なお、OPEC(石油輸出国機構)月報が公開され、今年の世界の原油需要見通しは先月から変わらず、昨年比で増加が見込まれています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年5月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年5月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陰線を形成し下落しましたが、上昇した前日13日の値幅の範囲内の動きに留まりました。
平均足は陰連しているもののローソク足は平均足を上に抜けつつあり、トレンド転換を示唆しています。
13日に64ドル目前で反落しましたが、14日は64ドルにタッチせず下落が進みました。
目先は、反発して64ドルに到達するか、64ドルには至らず下落が続くかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始からジリ安が進みましたが、後半は方向感のない取引となりました。
平均足は陰連しているもののローソク足と平均足は重なっており、下落圧力は限定的です。
5月13日の高値から若干下落した水準で値動きが停滞しています。
目先は、反発し13日高値を超えて上昇を再開するか、13日高値は超えられず下落が進むかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年5月9日時点の米国の原油リグ稼働数は474基でした。
前週から5基減少し、470基台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年5月2日時点の原油在庫は前週比で203.2万バレルほど減少し、およそ4億3838万バレルです。
直近は2週連続で減少していますが、大局的には右肩上がりを続けています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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