昨日(2025年5月27日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安の展開。
午前中のドル円はやや円高でした。
植田日銀総裁が発言し、利上げについて前向きな姿勢を示したことが円高の理由の一つと指摘されています。
その後は円安が優勢です。
財務省が2025年度の国債発行計画を見直す旨が報じられており、日本の超長期債利回りが低下しました。
この影響を受けた模様です。
円安の動きは夜まで続き、日付が変わる頃に横ばいに転じて1日の取引を終えました。
なお、米国で耐久財受注等が発表され、強弱まちまちの結果でした。
この時間帯のドル円は、おおむね円安で推移しています。
また、加藤財務相が発言し、ベッセント米財務長官と為替水準について全く議論していない旨が伝えられています。
本日(2025年5月28日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年5月28日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、143円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、142円付近にも、特に厚い買い注文があります。
この周辺にもサポートラインがあり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、144円台後半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、142円付近にも、特に厚い売り注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年5月28日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年5月28日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は円です。
円はプラス圏で取引され、午後以降はマイナス幅を広げる展開でした。
ドルはプラス幅を拡大する動きで、日付が変わる頃に横ばいに転じました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年5月28日)の主な経済指標
10:30(豪州)消費者物価指数(CPI)
23:00(米国)リッチモンド連銀製造業指数
27:00(米国)FOMC議事要旨
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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