昨日(2025年6月2日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円はやや円安の展開。
1日を通して方向感の乏しい動きで、トレンドが形成されることはありませんでした。
先週末にトランプ米大統領が鉄鋼関税を引き上げる方針を示しており、欧州連合(EU)は対抗措置も辞さない旨が伝えられています。
月曜日のドル円は円高が優勢だった一方でユーロドルは上昇しており、これらの合成通貨ペアであるユーロ円はレンジ相場で推移しました。
なお、独仏ユーロ圏でPMI(製造業購買担当者景気指数)が発表され、市場予想とくらべてまちまちの結果でした。
これに対して、ユーロ円は大きな反応を示していません。
また、レビット米ホワイトハウス報道官が発言し、EUとの貿易協議に楽観的である旨が報じられています。
本日(2025年6月3日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年6月3日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、159円台半ばから166円付近にかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、161円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、165円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、164円付近にも、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年6月3日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と相関関係だったのは豪ドル円です。
弱い相関関係だったのはドル円とポンド円です。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年6月3日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はNZドル、最も弱い通貨はドルです。
円は午後以降にプラス圏で推移し、この傾向は本日の朝時点で継続しています。
ユーロはゼロ付近で取引され、夕刻以降はプラス圏で安定的に動きました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年6月3日)の主な経済指標
10:45(中国)5月CAIXIN製造業PMI
18:00(ユーロ)ユーロ圏消費者物価指数(HICP)
23:00(米国)JOLTS求人件数
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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