昨日(2025年6月5日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円安が進行。
欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表し、市場予想通り引き下げました。
同時に発表されたECB声明において、現在のインフレ率は中期目標の2%前後に位置している旨が示されています。
また、ラガルドECB総裁が定例記者会見を開催し、今回の利下げで金融緩和サイクルの終わりに近づいているとの認識が報じられました。
これらに対してユーロ円は円安で反応し、この傾向は深夜まで続きました。
円安一巡後は円高方向にやや戻り、4日終値に比べて円安で1日の取引を終えています。
なお、日本で毎月勤労統計調査が発表され、現金給与総額は市場予想よりも弱い結果でした。
これに対して、ユーロ円は特段の反応を示していません。
本日(2025年6月6日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年6月6日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、160円付近から166円台後半にかけて買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、164円台後半の買い注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
その一方、165円付近に、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、162円台後半の売り注文も特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年6月6日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円、豪ドル円、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年6月6日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨は円です。
円はマイナス幅を広げる展開で、日付が変わってからゼロ方向にやや戻っています。
ユーロはゼロ付近で安定的に推移した後、夜にプラス幅を拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年6月6日)の主な経済指標
21:30 (米) 非農業部門雇用者数
21:30 (米) 5月失業率
21:30 (加) 雇用者数(前月比)
21:30 (加) 5月失業率
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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