先週金曜日(2025年6月6日)の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円安が進む。
日中はレンジ相場で取引され、夜に大幅な円安でした。
この時間帯に米雇用統計が発表されてドル円が円安で反応しており、ドル円の動きが豪ドル円に影響した模様です。
円安一巡後は横ばいに転じ、そのまま1日の取引を終えました。
なお、日本で景気一致指数と景気先行指数が発表され、市場予想と比べて強弱まちまちでした。
これに対して、豪ドル円は大きな反応を示していません。
また、豪州で主要な経済指標は発表されず、要人発言も伝わりませんでした。
本日(2025年6月9日)の豪ドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年6月9日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、90円台半ばから94円付近にかけて買い注文を確認できます。
現在値付近や円高の範囲で発注されており、買い意欲の状況がわかります。
その中でも、92円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、94円台前半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを狙った注文の模様です。
また、95円付近にも、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年6月9日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ドル円、ユーロ円そしてポンド円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
豪ドル米ドルとも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年6月9日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は円です。
円はマイナス幅を広げる展開で、日付が変わる頃に横ばいに転じました。
豪ドルはゼロを中心に上下動し、夜にプラス幅を拡大しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
9日(月)8:50(日本)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
9日(月)8:50(日本)1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(年率換算)
9日(月)8:50(日本)4月国際収支・貿易収支
11日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
11日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
11日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
11日(水)21:30(米国)5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
12日(木)15:00(英国)4月月次国内総生産(GDP)(前月比)
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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