先週金曜日(2025年6月6日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:65.009(+1.52)<+2.39%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続伸。
ユーロ圏で四半期国内総生産(GDP)、米国では雇用統計が発表されました。
いずれも市場予想より強い結果であり、原油需要に楽観的な見通しが広がったと報じられています。
また、米中通商協議が9日に開催される旨が伝えられ、協議の進展が期待されています。
これもUSOIL価格の上昇要因だった模様です。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、16万8,000の買い越しでした。
買い越し幅は4週ぶりに減少しています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年6月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年6月9日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陽線を形成し、2日続伸となり5月および6月高値を更新しました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
5月半ば以降頭を押さえられていた64ドルを突破して、65ドルに到達しました。
65ドルを回復して、さらに上昇が続くかに注目です。
<1時間足チャート分析>
横ばいの取引の後、後半から上昇を開始して上昇後の水準を維持して取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
6月2日から続いたレンジを上方突破する形で取引を終えました。
目先は、レンジブレイク後の上昇がどの水準まで進むかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年5月30日時点の米国の原油リグ稼働数は461基でした。
直近は460基台で推移しており、減少が続いている状況です。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年5月30日時点の原油在庫は前週比で430.4万バレルほど減少し、およそ4億3606万バレルです。
直近は2週連続で減少しており、原油在庫の減少は一般的に原油価格にプラスの影響を与えるとされています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
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