昨日(2025年6月11日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
米国で消費者物価指数(CPI)が発表され、総合指数は前月比で市場予想より低く、前年同月比で市場予想と一致しました。
これに対してドル円は円高で反応し、10日終値を超えて円高が進んでいます。
日付が変わるころから値動きが徐々に落ち着き、最終的に円高で取引を終えました。
なお、トランプ米大統領が発言し、中国との取引が成立した旨が報じられました。
レアアースが中国から前倒しで供給される旨も示されています。
また、日本で国内企業物価指数が発表され、市場予想よりも低い結果でした。
これに対して、ドル円は特段の反応を示していません。
本日(2025年6月12日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年6月12日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、144円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、142円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、146円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、141円台半ばにも、特に厚い売り注文があります。
この周辺にサポートライン等を確認できないものの、大口投資家等が発注している可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年6月12日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
ユーロ円とも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年6月12日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はNZドルです。
円はゼロを挟んで上下動し、日付が変わって以降はプラス圏で推移しました。
ドルはおおむねプラス圏で動いた後、夜以降はマイナス圏で取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年6月12日)の主な経済指標
15:00(英国)月次GDP
15:00(英国)鉱工業生産指数
21:30(米国)生産者物価指数(PPI)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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