昨日（2025年6月23日）のドル円動向振り返り
ドル円は最終的に円安。
米国によるイラン攻撃が報じられ、昨営業日のドル円は上窓を開けて取引が始まりました。
夜にかけて円安トレンドを形成しており、有事のドル買いだと指摘されています。
その後は一転して円高に戻る展開です。
米10年債利回りが低下に転じており、これを反映した模様です。
また、ボウマン米連邦準備制度理事会（FRB）副議長が発言し、インフレ圧力が抑制されれば7月にも利下げの可能性がある旨が報じられています。
発言後に円高がさらに進んでいます。
日付が変わると、イランがカタールの米軍基地を攻撃したと伝えられました。
報道後も円高で、有事のドル買いの巻き戻しが続いています。
最終的に、日足ローソク足は陰線を作ったものの、先週末終値に比べて円安で取引を終えました。
なお、米国で中古住宅販売件数等が発表され、いずれも市場予想より強い結果でした。
この時間帯のドル円は円高が続いています。
本日（2025年6月24日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年6月24日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、143円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、142円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、148円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、142円付近にも、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これを意識した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年6月24日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはユーロ円とポンド円です。
豪ドル円とも弱い相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年6月24日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はポンド、最も弱い通貨はドルです。
円はマイナス圏で取引され、この傾向は本日の朝時点で継続しています。
ドルは夜にかけてプラス幅を広げ、その後はゼロ方向に進んで日付が変わる頃にマイナスに転じました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2025年6月24日）の主な経済指標
17:00（ドイツ）Ifo景況感指数
23:00（米国）6月 消費者信頼感指数
23:00（米国）パウエルFRB議長 発言
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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