先週金曜日（2025年6月27日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円安が優勢。

日中のユーロ円はレンジ相場で取引されました。
ドル円とユーロドルがともに方向感の乏しい動きで、これを反映した模様です。
夜に入ると、ユーロ円は円安が進んでいます。
ユーロドルが上昇しており、この影響を受けたと考えられます。
最終的に、26日終値に比べて円安で取引を終えました。

なお、ユーロ圏で消費者信頼感と経済信頼感が発表され、消費者信頼感は市場予想と一致した一方で経済信頼感は弱い結果でした。
これに対して、ユーロ円は大きな反応を示していません。
また、クノット・オランダ中銀総裁が発言し、欧州中央銀行（ECB）による追加利下げの可能性を排除できない旨が報じられています。

本日（2025年6月30日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年6月30日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、167円台半ばの買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、166円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。

その一方、172円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、170円付近にも、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これが意識されていると考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年6月30日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのはユーロドルです。
相関関係だったのはドル円、弱い相関関係だったのはポンド円です。
その一方、逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
豪ドル円とも弱い逆相関関係でした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年6月30日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はおおむねマイナス圏で取引され、本日朝時点でマイナスに位置しています。
ユーロはややマイナス圏で安定的に動き、夜以降にプラス幅を広げました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

30日（月）8:50（日本）5月鉱工業生産・速報値（前年同月比）
30日（月）8:50（日本）5月鉱工業生産・速報値（前月比）
30日（月）15:00（ドイツ）5月小売売上高（前年同月比）
30日（月）15:00（ドイツ）5月小売売上高（前月比）
30日（月）15:00（英国）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年同期比）
30日（月）15:00（英国）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）
30日（月）21:00（ドイツ）6月消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）（前年同月比）
30日（月）21:00（ドイツ）6月消費者物価指数（ＣＰＩ、速報値）（前月比）
30日（月）28:00（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資（前年度比）
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断
1日（火）16:50（フランス）6月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
1日（火）16:55（ドイツ）6月失業率
1日（火）16:55（ドイツ）6月失業者数（前月比）
1日（火）16:55（ドイツ）6月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
1日（火）17:00（ユーロ）6月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
1日（火）18:00（ユーロ）6月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、速報値）（前年同月比）
1日（火）18:00（ユーロ）6月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、速報値）（前年同月比）
1日（火）22:30（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
1日（火）22:30（日本）植田和男日銀総裁、発言
1日（火）22:30（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
1日（火）23:00（米国）6月ＩＳＭ製造業景況指数
2日（水）18:00（ユーロ）5月失業率
2日（水）21:15（米国）6月ＡＤＰ雇用統計（前月比）
2日（水）23:15（ユーロ）ラガルド欧州中央銀行(ＥＣＢ)総裁、発言
2日（水）25:00（ロシア）1-3月期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年比）
3日（木）16:50（フランス）6月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
3日（木）16:55（ドイツ）6月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
3日（木）17:00（ユーロ）6月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
3日（木）20:30（ユーロ）欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会議事要旨
3日（木）21:30（米国）6月失業率
3日（木）21:30（米国）6月平均時給（前年同月比）
3日（木）21:30（米国）6月平均時給（前月比）
3日（木）21:30（米国）6月非農業部門雇用者数変化（前月比）
3日（木）23:00（米国）6月ＩＳＭ非製造業景況指数（総合）
4日（金）15:00（ドイツ）5月製造業新規受注（前年同月比）
4日（金）15:00（ドイツ）5月製造業新規受注（前月比）
4日（金）18:00（ユーロ）5月卸売物価指数（ＰＰＩ）（前年同月比）
4日（金）18:00（ユーロ）5月卸売物価指数（ＰＰＩ）（前月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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