先週金曜日（2025年6月27日）のドル円動向振り返り
ドル円は緩やかな円安。
米国で個人消費支出（PCEデフレーター）が発表され、市場予想と一致しました。
同時に発表された個人所得と個人消費支出（PCE）は、市場予想のプラスに対して結果はマイナスです。
発表後のドル円はやや円高だったものの、ほどなくして元の水準に戻っています。
日付が変わって以降は横ばいで取引され、最終的に26日終値に比べて円安で取引を終えました。
なお、日本で東京都区部消費者物価指数（CPI）が発表され、市場予想よりも低い結果でした。
発表直後のドル円は不安定な動きで上下動しています。
また、トランプ米大統領が発言し、パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長に辞任してもらいたいとの旨が報じられています。
本日（2025年6月30日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年6月30日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、143円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、142円付近にも、特に厚い買い注文があります。
こちらもキリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、148円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、144円台前半にも、特に厚い売り注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年6月30日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはユーロ円です。
ポンド円とも弱い相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
豪ドル円とも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年6月30日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はおおむねマイナス圏で取引され、本日朝時点でマイナスに位置しています。
ドルはゼロを挟んで上下動し、本日朝時点でゼロ付近で推移しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
30日（月）8:50（日本）5月鉱工業生産・速報値（前年同月比）
30日（月）8:50（日本）5月鉱工業生産・速報値（前月比）
30日（月）15:00（英国）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年同期比）
30日（月）15:00（英国）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）
30日（月）22:45（米国）6月シカゴ購買部協会景気指数
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資（前年度比）
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き
1日（火）8:50（日本）4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断
1日（火）18:00（ユーロ）6月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、速報値）（前年同月比）
1日（火）18:00（ユーロ）6月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、速報値）（前年同月比）
1日（火）22:30（日本）植田和男日銀総裁、発言
1日（火）22:30（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
1日（火）22:45（米国）6月製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
1日（火）23:00（米国）5月雇用動態調査（JOLTS）求人件数
1日（火）23:00（米国）6月ＩＳＭ製造業景況指数
2日（水）21:15（米国）6月ＡＤＰ雇用統計（前月比）
2日（水）25:00（ロシア）1-3月期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年比）
3日（木）20:30（ユーロ）欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会議事要旨
3日（木）21:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
3日（木）21:30（米国）6月失業率
3日（木）21:30（米国）6月平均時給（前年同月比）
3日（木）21:30（米国）6月平均時給（前月比）
3日（木）21:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
3日（木）21:30（米国）5月貿易収支
3日（木）21:30（米国）6月非農業部門雇用者数変化（前月比）
3日（木）22:45（米国）6月サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
3日（木）22:45（米国）6月総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ、改定値）
3日（木）23:00（米国）5月製造業新規受注（前月比）
3日（木）23:00（米国）6月ＩＳＭ非製造業景況指数（総合）
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名：OANDA証券株式会社
所在地：東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会：一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号：第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先：お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
