昨日（2025年7月2日）のドル円動向振り返り
ドル円は最終的に円安。
米国でADP雇用統計が発表され、市場予想のプラスに対して結果はマイナスでした。
市場はドル円の売りで反応したものの、すぐに円安方向に切り返すなど荒い値動きです。
日付が変わると円高方向に再び進み始めましたが、1日終値に比べてやや円安で取引を終えました。
なお、米国との通商協議について赤沢経済再生相が発言し、早期合意を優先して国益を損なってはならないとの趣旨が伝えられています。
また、ベッセント米財務長官が発言し、米連邦準備制度理事会 （FRB）は9月までに利下げに踏み切ると予想している旨が報じられています。
本日（2025年7月3日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年7月3日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、142円台後半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
しかし、144円台半ばよりも円安の範囲では、買い注文が乏しいです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、141円台半ばの売り注文が特に厚いです。
この周辺にサポートライン等を確認できないものの、大口投資家等が発注している可能性があります。
また、148円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年7月3日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係だったのはユーロ円です。
豪ドル円とも弱い相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルと豪ドル米ドルです。
ポンドドルとも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年7月3日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はポンドです。
円はプラス圏に浮上する場面があったものの、おおむねマイナス圏で取引されました。
ドルはプラス幅を広げる展開で、日付が変わる頃からプラス幅を縮小しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2025年7月3日）の主な経済指標
21:30（米国）非農業部門雇用者数
21:30（米国）失業率
21:30（米国）貿易収支
23:00（米国）ISM非製造業景気指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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