WTI原油見通し(市況ニュース):中東情勢の緊張感が高まった影響で、原油価格は続伸(2025年7月3日)

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昨日(2025年7月2日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:68.284(+1.97)<+2.97%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは続伸。

イランが国際原子力機関(IAEA)への協力を停止すると発表しました。
引き続き核開発を継続すると見られ、中東情勢の緊張感の高まりが報じられています。
USOILは買いが優勢で、1日終値に比べて上昇して取引を終えました。

なお、EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、減少の市場予想に対して結果は増加でした。
発表直後のUSOILは下落しましたが、すぐに上昇に転じています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年7月3日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年7月3日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年7月3日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は陽線を形成し、2日続伸となりました。
平均足は陽連後の陰転1日目で、ローソク足は平均足を下抜けしており、トレンド転換を示唆しています。
5営業日値動きが停滞しレンジとなりましたが、2日はレンジを上方突破しました。
レンジ上方突破後の上昇がどの水準まで進むかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引半ばから上昇が進み、当日高値付近で取引を終えました。
平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
頭を押さえられていた67ドルを突破して上昇が進みました。
目先は、このまま上昇が進むか、反落して再度67ドルへ向かうかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年6月27日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から6基減少し、432基でした。
直近は減少が続いています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年6月20日時点の原油在庫は前週比で583.6万バレルほど減少し、およそ4億1511万バレルです。
直近は減少が続いており、右肩下がりに推移しています。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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