先週金曜日（2025年7月4日）のユーロ円動向振り返り

ユーロ円は円高の展開。

先週金曜日のユーロ円は朝から円高が進み、この傾向は夜まで継続しました。
円が他の主要通貨に対して強く、ユーロに対しても同様です。
円高一巡後に円安方向にやや戻ったものの、3日終値に比べて円高で取引を終えました。

なお、ユーロ圏で卸売物価指数（PPI）が発表され、市場予想と一致しました。
これに対して、ユーロ円は特段の反応を示していません。
また、ナーゲル独連銀総裁が発言し、次の利下げを急ぐ理由はない旨が報じられています。

本日（2025年7月7日）のユーロ円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年7月7日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、168円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、167円台半ばにも、特に厚い買い注文があります。
この周辺でサポートライン等を確認できないものの、何らかの理由で注文が集まっている模様です。

その一方、167円台半ばから171円台半ばにかけて、売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、171円台前半の売り注文が特に厚いです。
この周辺で抵抗帯等は見つからないものの、何らかの理由で注目を集めている可能性があります。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年7月7日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのはドル円とポンド円です。
豪ドル円とも相関関係でした。
その一方、弱い逆相関関係だったのはユーロドルです。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年7月7日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨は豪ドルです。
円はプラス幅を広げる展開で、夜以降は安定的に推移しました。
ユーロは緩やかにプラス幅を拡大し、日付が変わる頃に横ばいに転じました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のユーロ円の注目材料

7日（月）15:00（ドイツ）5月鉱工業生産（前年同月比）
7日（月）15:00（ドイツ）5月鉱工業生産（前月比）
7日（月）18:00（ユーロ）5月小売売上高（前年同月比）
7日（月）18:00（ユーロ）5月小売売上高（前月比）
8日（火）8:50（日本）5月国際収支・貿易収支
8日（火）13:30（豪州）豪準備銀行（中央銀行）、政策金利発表
9日（水）11:00（ニュージーランド）ニュージーランド準備銀行（ＲＢＮＺ、ＮＺ中央銀行）政策金利
9日（水）27:00（米国）米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨
10日（木）15:00（ドイツ）6月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前年同月比）
10日（木）15:00（ドイツ）6月消費者物価指数（ＣＰＩ、改定値）（前月比）
11日（金）15:00（英国）5月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
11日（金）21:30（カナダ）6月失業率
11日（金）21:30（カナダ）6月新規雇用者数

本日発表予定の経済指標はこちら

またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート

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