WTI原油見通し(市況ニュース):OPECプラス会合で8月の原油増産が決定されるとの見通しから、原油価格は続落(2025年7月7日)

ニュース

先週金曜日(2025年7月4日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:67.138(-0.739)<-1.09%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは続落。

先週金曜日は米独立記念日で市場参加者の少なさが指摘される中、USOILは緩やかに価格を下げました。
週末のOPECプラス会合で8月の原油増産が決定される見通しで、これが影響したと報じられています。
その後、5日にOPECプラス会合が開催され、8月の原油生産量の増加が決まりました。
増産幅は7月までの水準より大きく、本日以降のUSOIL価格にどのような影響を及ぼすか注目です。

なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、23万3,000の買い越しでした。
買い越し幅は3週連続で拡大しています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年7月7日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年7月7日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年7月7日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、2日続落となりました。
平均足は陽連後の陰転3日目で、ローソク足は平均足を下抜けしており、トレンド転換を示唆しています。
大きく上昇した7月2日の値幅内の値動きが2日間続きました。
7月2日の値幅を上下どちらの方向へ突破するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始からジリ安が進み、安値から若干反発した水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
7月2日高値と3日高値でダブルトップを形成し下落が進んでいます。
目先は、ダブルトップ形成後の下落が続くか、2日高値を目指して反発するかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年6月27日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から6基減少し、432基でした。
直近は430基台で推移しており、減少が続いています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年6月27日時点の原油在庫は前週比で384.5万バレルほど増加し、およそ4億1895万バレルです。
2025年5月後半から右肩下がりに推移していましたが、直近は増加しました。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » WTI原油見通し(市況ニュース):OPECプラス会合で8月の原油増産が決定されるとの見通しから、原油価格は続落(2025年7月7日)