昨日（2025年7月16日）のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
ホワイトハウス当局者が発言し、トランプ米大統領はパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長を近く解任する可能性が高いとの見通しが報じられました。
ドル円は急落で反応しています。
その後、トランプ米大統領が解任を否定しており、ドル円は円安方向に急速に戻っています。
しかし、元の水準まで戻ることはなく、円高で1日の取引を終えました。
なお、米国で卸売物価指数（PPI）が発表され、市場予想より低い結果でした。
発表直後のドル円は円高に振れたものの、ほどなくして元の水準に戻っています。
また、トランプ米大統領が発言し、日本は書簡の内容に従って貿易をすることになるだろうとの見通しが示されています。
本日（2025年7月17日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年7月17日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、142円台後半から150円台半ばにかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、148円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
その一方、148円台前半に、特に厚い売り注文があります。
この付近でレジスタンスライン等を確認できないものの、何らかの理由で売り注文が優勢な模様です。
また、147円台後半にも、特に厚い売り注文があります。
現在値付近で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年7月17日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
豪ドル米ドルとも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年7月17日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円はマイナス圏で推移し、夜以降にプラス幅を拡大しました。
ドルはややマイナスで安定的に動き、日付が変わってからマイナス幅を大きく広げる場面がありました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2025年7月17日）の主な経済指標
15:00（英国）ILO失業率
18:00（ユーロ）ユーロ圏消費者物価指数(HICP）
21:30（米国）小売売上高（前月比）
21:30（米国）フィラデルフィア連銀景況指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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