WTI原油見通し(市況ニュース):米国の関税率引き上げによる世界経済への打撃が懸念され、原油価格は続落(2025年7月23日)

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昨日(2025年7月22日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:66.498(-0.356)<-0.53%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは3営業日続落。

米国は8月1日を期限として関税率を引き上げる旨を示しており、世界経済の成長率低下が引き続き懸念されたと報じられています。
経済成長率の低下は原油需要の減少に結びつくため、USOIL価格は下落しました。

その一方、ドルインデックスが低下しており、USOILは3営業日続落したものの下落幅は小幅に留まっています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年7月23日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2025年7月23日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年7月23日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲのある陰線を形成し、3営業日続落となりました。
平均足は陰連後の陽転4日目ですが、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
続落ながら7月半ば以降のレンジの値動きが継続中です。
7月半ばから続くレンジの小動きがいつまで続くかに注目です。

<1時間足チャート分析>

取引開始からジリ安が進んだ後、後半に反発しましたが、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
7月18日高値を天井に下落基調が続いています。
目先は、18日高値からの下落が続くか、反発して18日高値へ向かうかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年7月11日時点の米国の原油リグ稼働数は424基でした。
このまま410基台まで減少するかに注目です。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年7月11日時点の原油在庫は前週比で385.9万バレルほど減少し、およそ4億2216万バレルです。
大局的には減少基調が継続しています。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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