先週金曜日(2025年7月25日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安の展開。
日米の通商協議の合意を受けて、市場では日銀による年内の政策金利引き上げ見通しが意識された模様です。
ドル円は円高が優勢な場面がありました。
その後、一部報道で、今週の日銀政策決定会合での政策金利据え置き見通しが報じられると、円安方向に進んでいます。
最終的に、24日の終値に比べて円安で取引を終えました。
なお、米国で耐久財受注が発表され、市場予想よりも強い結果でした。
これに対して、ドル円は特段の反応を示していません。
また、トランプ米大統領がパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長との会談について発言し、FRB議長は利下げに前向きだったとの印象が伝えられています。
本日(2025年7月28日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年7月28日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、146円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
また、145円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、144円台前半から150円台後半にかけて、売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、149円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
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ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年7月28日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円です。
豪ドル円とも弱い相関関係でした。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
ユーロドルとも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年7月28日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はユーロ、最も弱い通貨はポンドです。
円はゼロを挟んで上下動し、夕刻以降はマイナス圏で取引されました。
ドルはプラス幅を広げる展開で、日付が変わってからゼロ方向にやや戻っています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週のドル円の注目材料
29日(火)-(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
29日(火)22:00(米国)5月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
29日(火)23:00(米国)7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
29日(火)23:00(米国)6月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
30日(水)-(日本)日銀・金融政策決定会合(1日目)
30日(水)17:00(ドイツ)4-6月期国内総生産(GDP、速報値、季調前)(前年同期比)
30日(水)17:00(ドイツ)4-6月期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
30日(水)17:00(ドイツ)4-6月期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
30日(水)18:00(ユーロ)4-6月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
30日(水)18:00(ユーロ)4-6月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
30日(水)21:15(米国)7月ADP雇用統計(前月比)
30日(水)21:30(米国)4-6月期四半期コアPCE・速報値(前期比年率)
30日(水)21:30(米国)4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
30日(水)21:30(米国)4-6月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比年率)
30日(水)22:45(カナダ)カナダ銀行 政策金利
30日(水)23:00(米国)6月住宅販売保留指数(前年同月比)
30日(水)23:00(米国)6月住宅販売保留指数(前月比)
30日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
30日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
30日(水)30:30(ブラジル)ブラジル中央銀行政策金利
31日(木)-(日本)日銀展望レポート
31日(木)-(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
31日(木)-(南アフリカ)南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
31日(木)8:50(日本)6月鉱工業生産・速報値(前年同月比)
31日(木)8:50(日本)6月鉱工業生産・速報値(前月比)
31日(木)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
31日(木)21:30(カナダ)5月月次国内総生産(GDP)(前年同月比)
31日(木)21:30(カナダ)5月月次国内総生産(GDP)(前月比)
31日(木)21:30(米国)6月個人所得(前月比)
31日(木)21:30(米国)6月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
31日(木)21:30(米国)6月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
31日(木)21:30(米国)6月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
31日(木)21:30(米国)6月個人消費支出(PCE)(前月比)
31日(木)21:30(米国)4-6月期四半期雇用コスト指数(前期比)
31日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
31日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
31日(木)22:45(米国)7月シカゴ購買部協会景気指数
8月1日(金)8:30(日本)6月失業率
8月1日(金)8:30(日本)6月有効求人倍率
8月1日(金)18:00(ユーロ)7月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
8月1日(金)18:00(ユーロ)7月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)
8月1日(金)21:30(米国)7月失業率
8月1日(金)21:30(米国)7月平均時給(前年同月比)
8月1日(金)21:30(米国)7月平均時給(前月比)
8月1日(金)21:30(米国)7月非農業部門雇用者数変化(前月比)
8月1日(金)22:45(米国)7月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
8月1日(金)23:00(米国)7月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
8月1日(金)23:00(米国)7月ISM製造業景況指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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