昨日(2025年7月31日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円は円安の展開。
日銀が昼に政策金利を発表し、市場予想通り据え置きでした。
午前中のユーロ円は円高だったものの、昼以降は円安が進んでいます。
植田日銀総裁の記者会見では早期利上げに関する示唆がなく、市場では日銀の利上げ観測が後退したと報じられています。
ユーロ円は円安が優勢で、この傾向は日付が変わる頃まで継続しました。
その後は横ばいに転じ、1日の取引を終えています。
なお、日本で鉱工業生産が発表され、市場予想よりも強い結果でした。
発表直後のユーロ円に特段の反応は見られません。
また、ユーロ圏で失業率が発表され、市場予想よりも強い結果でした。
この時間帯のユーロ円は円安傾向で推移しています。
本日(2025年8月1日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月1日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、167円付近から176円台半ばにかけて、買い注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い意欲の強さがわかります。
その中でも、171円台前半の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
その一方、173円台前半の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、169円台後半にも、特に厚い売り注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年8月1日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係だったのは、ドル円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年8月1日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨は円です。
日中の円はプラス圏で取引され、夕刻以降にマイナス幅を広げました。
ユーロはおおむねプラス圏で取引され、この傾向は本日の朝時点で継続しています。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年8月1日)の主な経済指標
18:00(EU)7月消費者物価指数(HICP)
21:30(米)7月失業率
21:30(米)7月非農業部門雇用者数変化
23:00(米)7月ISM製造業景況指数
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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