昨日(2025年7月31日)のUS30動向振り返り
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※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月31日のUS30は4日続落。
市場下落の主要因として、6月の個人消費支出(PCEデフレーター)が前年比2.6%上昇し、前月の2.4%から加速したことが挙げられます。
このインフレ圧力の高まりを受けて、FRBによる早期利下げ期待が後退し、米長期金利が上昇しました。
US30の参照先であるNYダウの構成銘柄を見ると、明暗が分かれる展開となりました。
マイクロソフト(MSFT)は前日発表した好決算を受けて3.9%上昇し、時価総額が一時4兆ドルを突破する歴史的な節目を迎えました。
一方、ヘルスケアセクターでは売りが集中し、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)が6.2%安と大幅下落したほか、メルク(MRK)も4.4%下落しました。
インフレ懸念と金利上昇圧力が市場全体の重石となった一日でした。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2025年8月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上ヒゲの長い陰線となり、4日続落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
7月3日と28日の高値でダブルトップを形成し、下落が進んでいます。
目先は、ダブルトップ形成による下落が続くか、反発してダブルトップがダマシとなるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始からジリ高が進んだ後、半ば以降は下落が進み始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
28日高値を天井とする下落が進んでいます。
目先は、28日高値からの下落が続くか、反発して28日高値を目指すかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月1日7時のもの)
米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
昨日のUS30は前半にかけて小幅な上昇率を維持しましたが、日付が変わる頃から下落に転じ、上昇分を打ち消す展開となりました。
その後も下落率が拡大し、最終的にマイナス圏での推移となっています。
本日(2025年8月1日)の主な米国経済指標
1日(金)21:30(米国)7月失業率
1日(金)21:30(米国)7月平均時給(前年同月比)
1日(金)21:30(米国)7月平均時給(前月比)
1日(金)21:30(米国)7月非農業部門雇用者数変化(前月比)
1日(金)22:45(米国)7月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
1日(金)23:00(米国)7月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
1日(金)23:00(米国)7月ISM製造業景況指数
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OANDA Lab編集部
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