昨日(2025年7月31日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安が進む。
日銀が金融政策決定会合後に政策金利を発表し、市場予想通り据え置きでした。
同時に発表された声明で、予想物価上昇率は緩やかに上昇する旨が示されています。
その後、植田日銀総裁が会見し、賃金と物価が緩やかに上昇するメカニズムは維持されるとした一方、早期利上げの可能性は示されませんでした。
会見に対して市場は円安で反応し、この傾向は本日の朝まで継続しています。
最終的に、150円台に乗せて取引を終えました。
なお、米国で個人消費支出(PCEデフレーター)が発表され、市場予想よりも高い結果でした。
この前後の時間帯は円安が続いています。
本日(2025年8月1日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月1日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、146円付近の買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、143円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、151円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、147円台後半にも、特に厚い売り注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年8月1日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはポンドドルと豪ドル米ドルです。
ユーロドルとも弱い逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年8月1日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はスイスフラン、最も弱い通貨は円です。
日中の円はプラス圏で取引され、夕刻以降にマイナス幅を広げました。
ドルはマイナス圏で推移し、夜以降はややプラスで取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年8月1日)の主な経済指標
18:00(EU)7月消費者物価指数(HICP)
21:30(米)7月失業率
21:30(米)7月非農業部門雇用者数変化
23:00(米)7月ISM製造業景況指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。