先週金曜日（2025年8月1日）の豪ドル円動向振り返り
豪ドル円は円高が優勢。
日中の豪ドル円は方向感の乏しい動きで、夜以降に円高が進みました。
米雇用統計が発表されると、急落模様の展開です。
豪ドル米ドルは上昇したもののドル円が大幅な円高で、これを反映したと考えられます。
円高は土曜日朝まで継続し、7月31日終値と比べて円高で取引を終えました。
なお、日本で失業率が発表され、市場予想と一致しました。
また、豪州で卸売物価指数（PPI）が発表され、前回値よりも低い値でした。
これらに対して、豪ドル円は特段の反応を示していません。
また、日豪関係に関する要人発言は伝わりませんでした。
本日（2025年8月4日）の豪ドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2025年8月4日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）
「オーダーブック」を見ると、95円台前半の買い注文が特に厚いです。
現在値付近で発注されており、これが注目されている模様です。
しかし、円安の範囲では買い注文が乏しいです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。
その一方、97円台前半に、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近に位置しており、これを狙った注文の模様です。
また、98円付近にも、特に厚い売り注文があります。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2025年8月4日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ドル円、ユーロ円そしてポンド円です。
その一方、強い逆相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
豪ドル米ドルとも逆相関関係でした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2025年8月4日7時のもの）
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はドルです。
円はプラス幅を広げる展開で、夜以降にプラス幅を大きく拡大しました。
豪ドルはプラス圏で安定的に推移し、夜以降はマイナス圏で取引されました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
今週の豪ドル円の注目材料
5日（火）8:50（日本）日銀・金融政策決定会合議事要旨
5日（火）23:00（米国）7月ＩＳＭ非製造業景況指数（総合）
6日（水）13:30（インド）インド中銀政策金利（レポレート）
7日（木）20:00（英国）イングランド銀行（ＢＯＥ、英中央銀行）金利発表
7日（木）20:00（英国）英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨
8日（金）8:50（日本）6月国際収支・貿易収支
8日（金）21:30（カナダ）7月失業率
8日（金）21:30（カナダ）7月新規雇用者数
またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名：OANDA証券株式会社
所在地：東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会：一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号：第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先：お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
